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国語ができない兆候はますばこちらからチェックしてみてくださいね。

堀哲嘉

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国語という科目

 国語という科目は不思議な科目です。「何が不思議なのか?」というと「一番重要な科目」にもかかわらず「一番時間が割かれない科目」なのです。

特に「小学校では比較的時間をかける」のに「中学ではテスト前」でも「勉強時間ゼロ」とか「勉強は漢字だけ」となってしまうのです。

 そして、中には「国語は勉強しなくてもできる」となってしまうのです。特に小学校のときは「学校のテストは点数が取れる」ので「国語はまあ心配ない」と思ってしまうのです。

国語のできない子の特徴

ですが、「中学で国語が出来なくなる子」というのは「小学校ですでにその兆候が出ている」のです。例えばその一つは「文章が正確に読めない」です。

どんな状態かというと「文章を勝手に変えて読む」のです。例えば「僕はそう考えて【い】たと思った」を「僕はそう考えたと思った」と一字抜けているというと些細な違いです。

いわゆる「い抜き言葉」です。

「い抜き」言葉とは、「い」を入れるべき場所で「い」を抜いて使われている言葉をいいます。

例/×「食べてた」 ⇒ 〇「食べていた」

他にはこんなのがあります。

「ら抜き」言葉とは、「ら」を入れるべき場所で「ら」を抜いて使われている言葉です。

例/×「食べれる」 ⇒ 〇「食べられる」

など普段、よく使われます。私もわざと使うことはあります。ただし書く文章では基本は間違いです。そして、国語ができない子は、それが続くのです。

これは「決して学年によるもの」ではありません。読み違いは「小学生の低学年」がしなくても「小学生の高学年」がするのです。

そういった子は「問題文を丁寧に読んでいない」ということが多いのです。「まずは音読して文章が正確に読めるのか」をチェックしてみてくださいね。

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