成績が上がらない。そんなときこそ力量が試される。指導力。そして親の力。
子育てをしていて一番のポイントとなるのはすぐに諦めてしまう子を育てしまうことです。
すぐあきらめてしまう弊害
すぐに諦めてしまうのがまずいのかと言うと理由は簡単です。社会に出ても同じことをしてしまうからです。
仕事をすぐに辞めることは必ずしも悪いことではありません。いわゆるブラック企業で会社のいいように使われるも考えモノです。
そういった企業は状況を見極めて辞めるのも1つです。ただし、結果を出すにはある程度時間もかかりますし、人一番の努力が必要なのは変わらないのです。
特にポイントは「結果の出ないときにどれだけ粘れるか?」です。結果が出ないときにどれだけ継続していけるかです。
例えば、ブログで集客をしていてもそうですし、YouTuber もそうです。有名な HIKAKIN さんも毎日2年間動画を上げ続けたそうです。そうやってからブレイクして今の地位を築いていたそうです。
生徒からもよく YouTuberになりたいと話を聞かされます。が、それに対して覚悟やってる子はほとんどいません。
ちょっと面白い動画をアップしたら簡単に儲かりそうという具合なのでしょうか?ですがそんなに甘い世界ではありません大切なのは継続して続けられるかです。
親が諦めない
うちよくうちの子は続かないですと言うかもしれません。ですが意外と続かないのは親の方であることが多いです。
というのは親御さんと塾との関係でうまくいかないときは成績が上がらないときです。もちろん、1つの理由として、やり方がその子に合っていないときもあります。
そして、もう1つが「成績が上がるまで親が待てない」というのがあるのです。実際に勉強というのはすぐに結果が出るわけではありません。
継続的にやって3か月以上かかることもあります。また、子どもによっては2年もかかる子もいるのです。
成績が上がらないで転塾
過去には成績が上がらないので転塾、転塾を繰り返し私のところにやってきました。
当然ですが、私のところに来ても成績は上がりませんでした。テストが終わる度にお母さんと面談です。
いえ、その途中でも何度も面談をしてきました。それは、その子の上がらない理由がわかっていたからです。
その子は結果を常に早く求められていたので、深く理解しないで、単純に覚えていたり、理解しないままパターンだけで解いていたからです。
それだと、公立が学校では6割くらいの成績は取れますが、それ以上は取りにくいのです。
そして、さらに複合問題や総合問題となるとさらに点数が取れなくなってしまうのです。だから、目先の結果ではなく、理解する勉強法に変える必要があったのです。
それから、その話をして何度もお母さんに理解してもらうようにしました。今は成績は上がらないけれど、やり方を変えたら成績は上がってくると。
そんな話をしながら、成績が上がってきたのは、1年半過ぎたころからでした。
結果が出ないときをどう乗り切るのか?
結果が出ないときは周りもイライラしますが、実は一番大変なのが結果が出ないときの本人です。
そのときこそ、周りで応援したり、励ましたりする必要があります。
実際に私が叱るのはこのときだけです。結果が出ないので不貞腐れて、周りに当たり散らすときがあります。
そのきとに私はすごく叱るときもあります。というのは、それが本人のためにならないからです。
もちろん、全員ではありませんし、普段は全然叱ることはありません。
実際に指導者としての力量が試されのがここです。そして、親としての力量も。結果が出ないときこそ、観察して、信頼できるプロにアドバイスを求めましょう。