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新年に思う、子育ての視点。子どもが社会で生きていくために必要な子育ての考え。

堀哲嘉

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子育てについて頭にめぐっていることです。

塾をオープンしたときの心配

1998年に、私が最初に塾をオープンして指導していたときに心配していたのが「指導している子が行ける学校がなかったらどうするのか?」というでした。

特に「成績の悪い子が行く学校がない場合はどうするのか」と質問してみました。当時は、コンサルタントを頼んでいたベテランの塾長さんにです。その塾長さんからはこんな答えが返ってきたのです。

「私が30年間指導していて進路先がなかったという子は一人いません。だから心配する必要はありませんよ。」と

その話を聞いたときに「本当にそうかな?」と半信半疑で聞いていました。それから25年が経ちましたが、それについて私も異論はありません。

つまり、進路先に困るということはないのです。うちの塾でも志望校に行けないとか、第一志望に不合格になったというのはあります。

ですが「行く学校がない」ということはないのです。ですが心配なのがもう一つあります。

仕事に就けないという心配はすごくある

卒業してから、その後卒業生に話をすると学校には行けたが就職につけなかったとか、定職につけないと言う子がいます。

つまり学校には困らなくても仕事には困るというわけです。それはすべての子が勉強ができなかったというわけでもなく、勉強ができても、できなくても就職に困る子がいるわけです。

ということは今の勉強の仕方には問題があるわけです。成績が良ければ就職が出来ればいいのですが、成績が良くても仕事に就けないっていう子がいるのです。

ではどうやって子育てすればいいのでしょうか?

お金を支払っているうちに、お金をもらえる人間に育てる

年末年始も頭の中をめぐっていたのがタイトルの言葉です。こちらは有名な代々木ゼミの荻野先生が言ってた言葉です。

生徒にかなりきついことを言っていますが正論です。授業に遅れてくると生徒に対して叱責するのですがその言葉は響きます。

これは以前にも書きましたが、本当に「お金を支払っているうちにお金をもらえる人間にならないと就職してからがすごく困る」のです。

学校というのはあくまでお客さんになります。お金をこちらが支払っているわけです。

もちろん。自分が支払っている場合もありますし、国が代わりに支払っている場合もあります。

ですが、支払う側であることは変わりません。ところが、社会人になると今度お金をいただくわけです。

あなたのお子さんが家庭教師をしたとしたら・・・。

逆の立場で考えてみたらわかります。親としてはムダなお金は支払いたくありません。

例えば家庭教師に指導をお願いしているときにスマホをいじってあまり授業してない先生とか、授業が下手くそでわかりにくい先生だと、例え有名な大学を出ていたとしても「こんなのにお金払いたくない」と思うはず。

そして、すぐに辞めてもらいますよね。それがあなたのお子さんだったらどうでしょうか?それが現実なのです。

それは、子どもが勉強できようが、できまいがサービスがよくない子は関係なくお客さんから切られていくわけです 。

子育ての視点は

子育て視点は自立すること。もっというと人に何かの役立つことです。お金のやりとりは「価値と価値の交換」です。

たくさんの収入を得たい場合はたくさんの価値をたくさんの人に提供すればいいわけです。そいう視点でみると子育ては違ってきます。明日で冬期講習は終わりです。

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