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お母さんがプロの指導?子育てが上手なお母さんがやっている子育てはこれ

堀哲嘉

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お母さんによってはプロも顔負けの指導をする方がいます。

普通のお母さんがプロの指導

子どもを指導していると
「このお母さん。子育て上手」
とプロでも感嘆するお母さんがいます。一方

「あっ、これではこの子が潰れてしまう」

というお母さんもいます。その違いは何でしょうか?
これは決して

「やたらとほめればいい」

というわけでもありません。ほめることも必要ですが、叱るときも必要です。
ではどう違うのでしょうか?それは

「出来ているところは出来ていると認め、出来ていないところは出来てないと認める」

ということです。
具体的な話をしますね。子どもが伸びていくのに必要なことは

「自分が出来た」

という達成感です。勉強の出来る子というのは

「元々要領がよい」
「元々理解が早い」

という子が多いです。というのは

「最初に出来たから達成感がある」

のです。ですから、最初に出来た達成感から、それを雪だるまの芯のようにして

「やった」→「出来た」
「やった」→「出来た」

を繰り返していくのです。それがある程度出来ると

「やった」→「出来なかった」

ということがあっても、それを跳ね飛ばすことも出来るのです。
ですが、

「元々要領が悪い」
「元々理解が遅い」

という子はその「達成感」が少ないので

「勉強が嫌い」

となってしまうのです。もっとひどいときには

「親が口を出してしまう」

ので、子どもはさらに子どもやらなくなります。

では、プロが指導するとどうなるのか?

実は指導で一番大変なのは

「結果が出るまで」

なのです。これは親でもプロでも同じです。早く結果が出れば指導は簡単です。
その理由は

「本人もやる気になっているから」

です。ですが、出来ない子はまだいいのですが、さらに

「やる気がない子」

は大変です。たとえば、私は指導のとき

「苦手?」

という言葉の他に

「嫌い?」

と聞きます。「苦手」というのはまだ大丈夫ですが、「嫌い」となると結果を出すのに通常の2倍以上時間がかかるのです。

では実際にどうやっているのか?その指導のやり方について書きますね。

子どもを伸ばせない親の例

たとえば、学校から子どもに対して

「1か月で腕立て伏せ10回出来るようにするという宿題」

が出ました。これを親子での宿題です。そして、最初に腕立て伏せをしました。

すると子どもはたった3回しか出来ません。子どもの気持ちは

「あーあー。たった3回しか出来なかった」

と自分自身に対する評価が低くなります。それに対して親の対応はいろいろ。

母親A(厳し過ぎる否定型)

「何で10回も出来ないの?たった10回よ。それも出来ないの?あー。情けない。10回なら、お母さんでも出来るわ」

母親B(甘過ぎて手を出す型)

「あらあら出来なかったの。仕方ないわね。お母さんが手伝ってあげる。お母さんが上から引っ張ってあげるから10回しましょう。ほら出来た」

母親C(甘過ぎる他人攻撃型=モンペ)

「まあ、何てひどい宿題。これはお母さんが先生に文句を言ってあげるわ。こんな宿題を出すなんて。あなたが3回しか出来ないのだから。3回でいいの。
先生に文句言って3回にしてもらうね。だから気にしなくていいよ」

どうでしょうか?これは今ままで関わった中であった親の対応を象徴的に書いたものです。多分、これだと

「子どもはずっと腕立て伏せ10回出来ないまま」

です。どのタイプも伸ばせないです。ではどうするのか?まずは、

「出来ているところを認めて、出来ないとところを克服するように向かわせる」

のです。伸ばせるお母さんはどれでもないです。

子どもを伸ばせる親

実際は伸ばせる親はこんな感じで子どもに接しています。

母親
「へぇ、3回も出来たんだ。0回でなくてよかったね」

子ども
「でもたった3回だよ」

母親
「3回出来れば次は4回やれるようにすればいいんでじゃない?それが出来れば5回。そして、次は6回と」

子ども
「でも無理だよ。10回何て」

母親
「最初から10回も出来なくもいいんじゃない?まずは4回出来れば」

子ども
「うーん」

母親
「まあ、やってみて」

(しぶしぶやる)

子ども
「1.2.3回。もうきつい・ダメ」

母親
「がんばれ!」

子ども
「よ、よーん回」(バタン)

母親
「ほら4回も出来たじゃないの」

子ども
「疲れた・・」

母親
「でも出来たでしょ。また、明日やろう」

と。そして、これを繰り返すのです。もちろん、実際の指導こんなに簡単にはいきませんが、大筋はこんなものです。

適度な負荷を与える

一見するとお母さんは優しそうに見えますが、実際には出来ない子にチャレンジさせているので子どもには一番が負荷がかかっています。

それも「子どもに適度な負荷」です。子どもにとって必要なのは

「適度な負荷」

なのです。筋肉のトレーニングで考えてみるとわかりますが、

「きつくやり過ぎると筋肉が壊れる」
「やさし過ぎると筋肉はつかない」

のです。これを勉強に変えるときつくすると

「考えることに対する意欲が壊れる」

やさしくすると

「考えることに対する能力が伸びない」

のです。その難しいところはその子に合わせた課題を与えていき、少しずつ伸ばしていくことです。

課題はちょっと上のものに合わせていくということです。

先程の伸ばせるお母さんは、

「腕立て伏せ10回」

「4回」「5回」「6回」・・

と子どもに合わせて上手に分けていったのです。実はこれはプロがやる指導と同じなのです。

こうやって指導するのがプロの指導なのです。そして、出来るお母さんは無意識のうちに自分の子にやっているのです。

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