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良いストレス。悪いストレス。ストレスにつは2つの種類があります。

堀哲嘉

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不調の1つにストレスがありますが、ストレスは2つのストレスがあります。

ストレスは悪?

「ストレス」

と聞くと一般に悪い意味にとられますが、実はストレスという成長するには必要なものです。というのはそれによって人は成長するからです。

新しいことにチャレンジしたり、自分のレベルより高いことにチャレンジしたりするとストレスはかかります。

フィットネスクラブでは

フィットネスクラブでは バーベルなどを使って筋肉負荷を与えます。別の言い方で言うとストレスをかけます。

それによって筋肉が刺激されます、そして、その後タンパク質を摂ると回復するときに筋肉がつくわけです。

これもストレスを感じるほどのトレーニングをしない場合だと筋肉はつかないわけです。

もちろん 負荷によりますが、ちょうどいいぐらいに筋肉にストレスを与えると筋肉はつくのです。

重い荷物を運ぶ仕事は

一方、同じように重い荷物を運ぶ仕事はあります。私も若い頃に良く「無理をするな。腰を悪くするぞ」と言われていました。

荷物を運ぶ仕事も筋肉にストレスをかけます。が、あまり続けていると腰を悪くします。

若いときは問題がなくても、年を経てから体の部位が悪くなってしまいます。

同じ重いものを運んで筋肉に負荷をかけているのに一体どこが違うのでしょうか?実がストレスにも2種類があって、良いストレスと悪いストレスがあるのです。

悪いストレスとは慢性のもの

フィットネスクラブは健康のために行くのに対して、重い荷物を運んでいると体が悪くなります。

その違いはそれは一時的なものなのか、慢性的なものなのかの違いです。フィットネスクラブは一時的にストレスを与えます。

が、その後十分な休養が与えられます。そして、回復してからまたストレスをかけるのです。

一方、重い荷物は慢性的に筋肉にストレスがかかります。毎日仕事をしていて休む時間は少ないです。

だから、体を壊してしまうのです。成長するにはストレスは大切ですが、ストレスは慢性的になると体に害を及ぼすのです。

精神的なストレスはどうなのか

「馬鹿野郎何やっているんだ」
「ちゃんと見ろ。お前なんかやめてしまえ」

これは少年サッカー、バスケ、野球など試合などで見る光景です。鬼監督が選手をしかり飛ばしている姿を見たことがあると思います。

最近では YouTube などの動画にあげられて問題になっています。これの何が問題なのでしょうか?もちろん、暴力は論外ですが。

それは、その試合のときに起こったことよりも、これが慢性的に続いているからです。

たまたまこのときだけ叱るのであればそれほど問題は起こりません。その後、ニュースで取り上げられて、取材をしてみると日常的に同様の指導が行われていたという話です。

こういった監督は慢性的に選手は恫喝してストレスを与え続けて、自分で支配しようとしているわけです。

そうすると選手はどうなるのか?「監督に叱られないようにしよう」という思考しかしません。

「もっとパスを上手に出そう」
「もっとうまくなろう」

といった思考しなくなるのです。自分自身で考えるということしなくてロボットになっていくわけです。

選手によっては鬱になるかもしれません。それが問題なのです

モラハラ夫

モラルハラスメントをする夫のことをモラハラ夫といます。以下は引用です。

モラハラ(モラルハラスメント)とは、身体的な暴力ではなく、言動や態度といったモラルによる精神的な苦痛を相手に与える、DV(ドメスティックバイオレンス)の一種です。

(離婚弁護士ナビより)

一見、正しいことを言ってるようですが、相手のやることに対していちいちケチをつけて相手を「自分が悪い」と思いさせます。

そして、相手はどうやっていいのか分からなくなって結局考えなくなります。相手の言うことに従うようになって、常に自分自身が悪いと思ってしまうわけです。

これも慢性的に相手にストレスを与えて思考を奪うやり方です奥さんはこれに気付かないとずっとそれにビクビクしながら生活することになります。

子どもに対する影響

体中に蕁麻疹
ストレスで顔がチック状態に

これは実際にあった話です。中学受験をする子どもが、勉強でストレスを与え続けられると子どもの体に異常をきたした例です。

あまり成績を気にするために塾の先生からは責められ、母親からも責められて結局子ども自身が対応しきれなくて体に異変を起こしました。

ストレスを与え続けるのは良くないことなのです。

塾長が鬱になる

これは実際にあった話です。いわゆるモンスターペアレントによるクレームによって毎日連絡を受けストレスを受け続けたために塾長が鬱になったという話があります。

そして、その塾は結局今は閉鎖しています。慢性的なストレスによる影響です。

ただし、ストレスを与えることは悪いことではない

こんなことをかけくとではストレスを与えるような叱ったり怒ったりすることはいけないのかと思うかもしれません。

が、そんなことはないです。私も叱りますし、感情的に怒ったりもします。

ですが、それは一時的なもので継続することはありません。基本的には9割ぐらいは楽しくて、残りの1割あるいは5分ぐらい叱るだけです。

だから、基本的には楽しくて。やってはいけないことをしたときだけ叱るようにしているのです。

それに勉強というのは基本的に脳に負荷をかけること。つまり、ストレスを与えることなのです。

頭にある程度のストレスを与えてそれに対抗する力を脳につけて行くと力がつくわけです。

イメージするのは筋肉のトレーニングだと思ってもらえばいいと思います。まったく問題のない軽いもの、例えば箸を持っても筋肉はつきませんよね。

少し重いものを持って運動すると筋肉がつくのと同じです。とき非常に重いもの持って筋肉をつけるのと同じです。どうも負荷をかけないと力はつかないのです。

ストレスを分けて考えるといいですね。

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