交流会での内容をシェアしていきます。受験勉強について最初にやっておくべきことです。
昨日は中学生の保護者との交流会でした。その中で感じたことを少し。その中でアドバイスしたことをシェアします。
成績の上がりにくいことから手をかける
中学受験に限らず、高校受験・大学受験でも最初にすべきことは成績の上がりにくい科目から早めに手がけるべきです。例えば、最初の頃は時間がなくてなかなか全部の科目を勉強できない。
そういった場合は 成績の上がりにくい科目からとりかかるべきです。実際には、
中学受験の場合 算数と国語
高校受験の場合 数学・英語さらに国語
大学受験の場合 数学・英語・国語
というのは成績が上がってくるまでに時間がかかるので、遅くスタートしてしまうと受験に間に合わないからです。だから早めに取り組んで結果が出ようと出まいと続けていくことですね。
それをしないと受験前に取り返しのつかないことになっていきます。まずはそこからです。
国語の成績を上げるためには当たり前のところを固める
これは先日の交流会でも話しましたが、肝心なことは出来るところを当たり前に点数の取れるところを先に固めてしまうということです。
例えば、国語の指導をして、よくある質問が、「読解問題が出来ません」「読解に時間がかかりすぎて最後まで行きません」という内容です。でも意外とポイントになっているのは「知識問題」です。
「知識問題」とは漢字であったり、文法であったり、覚えたらすぐに出来るようなことです。そういったことが完璧に出来ていないことが多いのです。
例えば、「漢字はまあまあ出来ます」という次元ではなく、ほぼ9割から、出来たら満点を取って欲しいです。そういったことが出来ているかどうかです。
そして次にそれに対してどれだけ時間がかかっているのかがポイントになります。というのは例えば漢字のような知識問題に10分かかっているところを仮に5分で出来たら、その残りの5分も読解問題に充てられるからです。
そういうことを先にきっちりと固めてしまうわけです。それも出来ていないのに読解問題という風に走ることはナンセンスなのです。だから、まずは出来るところをしっかりと固めましょう。
記述式問題ではどうなのか?
次によく効くのは記述式問題です。記述式問題が出来ないという場合は次の2つのパターンが考えられます。
1.解答がどこに書いてあるのかわからない
この場合は文章の読み取りが出来ていないので成績を上げるには時間がかかってしまいます。実際に指導をしていても今までも時間がかかっていました。
だから、まずは解答が本文のどこに書いてあるのか、文章の中身を理解する練習からしないと来ません。そうしないと点数が上がりません。
2.解答の書いてある場所がわかるか。でも、書き方がわからない
この場合は、書き方の練習が必要です。ですが解答がわかっている場合は書き方をマスターするのは意外と伸びるのが早いので成績は上がりやすいです。
指導していた生徒たちが急激に上がるというのは基本的にこの書き方がわからないという子です。こういう子たちは早めに指導すると入試まで間に合う可能性も高いです。