テスト範囲が決まったものの点数は出来るけれど、そうでないと出来ない子の話です。

勉強はやっているけれど

もうすぐ定期テストのところが
多いですが、いつも

「学校の指定のワークをやる」

ということについてお話しています。大手の塾で言うと「組み分けテスト」でしょうか？

定期テストやテスト範囲が決められたものは通常

「学校指定のワーク」
「教科書」

「授業・講義中配られたプリント」
「授業中のノート」

を中心にやります。もちろん、
担当の先生も

「学校指定のワーク」

から出しますが、ですが、中には

「学校のワークからは少ししか出さない」

という先生もいます。そうすると

「学校指定のワークだったら点数が取れるけれど、そうでないと点数が取れない」

と出題する先生によって結果がバラつくようになります。

==============================
学校・塾のワークからそのまま
→点数が取れる

学校や塾のワークの応用
→点数が取れない
==============================

そんな感じです。

真面目な子に限ってそういった結果に陥ります。真面目な子は

「何度も何度もワークを解きます」

そして、点数をある程度取れります。

やり方が間違っていない？

実はこれは

「勉強の方法が間違っている」

からなのです。

「えっ？学校のワークから出るから学校のワークをやってダメなの？」

と思われるかも知れません。塾でと言う

「塾のテキスト何度も解くのはダメなの？」

ですね。実はそのやり方なのです。よく生徒には

「ワークを覚えるまでやれ」

とは言いますが、

「ワークを覚えろ」

とは言いません。

「この違い」

わかりますか？それは、

「テスト範囲が決まったときだけ」
「どこから出るかわかるときだけ」

点数の取れる子は

「中身を単純に覚えているだけ」

なのです。

「ワークを覚えている」
「プリントを覚えている」

だけで、

「理解しないで解き方だけを覚える」
「理解しないで言葉だけを覚える」

ので応用が利かないのです。だから

「少し中身を変える」
「少し応用になる」

と得点できないのです。私はこれにはよくやられました。こういった子は

・ワークを解いている
・真面目にやっている

ので周りから見ると安心です。ですが、テストが戻ってきたら

「点数が47点」

と。本人も

「ビックリ」

教えている側も

「ビックリ」

なのです。そして、理由を聞くと

「出題した先生が違ったから」
「問題が難しかったから」

と「先生」と「テスト」に原因があるように言います。

原因は理解にある。理解して覚える

ですが、本当は

「理解しないで解いていた」

ということに気づいていないのです。いえ、

「理解しようと努力する習慣」

がついていないのです。こういった子は

「難しい問題はダメ」
「文章題はダメ」

「計算は出来る」
「社会など暗記科目は出来る」

という傾向があります。そして、「努力はしている」ので結果が出ないので本人もやり切れないのです。

ではどうするのか？

１つの方法は。

「学校や塾のワークなどをやった後で別のワークでチェックをする」

のです。そうすると

「単純に暗記している場合」

は得点できなくなります。それでチェックします。

「真面目にワークをやっているのに点数が取れない場合」

は念のために別のワークでチェックしてみてください。

そうすると「理解度」がわかります。