計画的に潰していこう。冬休みだけでなく、春休みも連動して。受験は塗り絵です。
受験に関しているならば計画的に塗っていくようなイメージをすると安心して進められます。
冬休みで何を潰していくのか?
もうすぐ12月になりますが、冬期講習がスタートします。冬期講習と言うと塾から勧められて冬期講習というのが多いと思います。
が、実は塾から勧められたからやるというのではなくて、自分達で考えて自分のペースを守ってやっていきましょう。
私の塾で勧めているのは「テーマ学習」です。毎回休みに向けてはテーマを決めてやってしまうわけです。
冬休みというのは2週間ですからやれることは限られています。たくさん欲張ってやろうとしてもできません。
が、「今回はこれとこれをする」という形で決めてすると次につながります。
例えばこんなイメージですね
<中学受験>
【冬期講習】
テーマは「速さと時間と距離」に置いておいて
「流水算」「旅人算」「通過算」「時計算」
という具合です。そうするとこの冬休みでは速さと時間と距離の関係の問題がマスターできるようになります。
【春期講習】
テーマは「比」です。
「単位あたりの量」「割合」「比」「食塩水の問題」
<高校受験>
【冬期講習】
テーマは「方程式」です。計算だけでなく、文章題ができるようにしておくことです。
「方程式」
「連立方程式」
「二次方程式」
中2は先取りをやってもいいですし、習ったところだけをやってもいいですね。
【春期講習】
テーマは「関数」。関数は入試でも必須の分野です。特に中1と中2の問題を絡めて出題されます。
「比例・反比例」
「一次関数」
「二次関数」
中2ならば先取りをしてもいいですね。
そうやって1つ1つ潰していくわけです。闇雲にするのではなくて、計画を立てて自分のペースを守ってするわけですね。
どちらも「1回はやったからできた」というわけではなく、同じテキストでも3回ぐらいやるつもりやってください。
やるのが目的ではなく、マスターしていくのを目的とするのがポイントです。
でも一度行っても忘れてしまうのではないか?
1度やっても
「よく忘れるんですよ」
と思うかもしれません。ですが、1度やったものと、1度もやっていないものでは全然結果が違います。
これは不登校の子を指導してみるとわかりますが、全く習っていないこと一度でもやってあることと理解力が違うのです。
当然、忘れるということを前提としているので、またさらに次の長期の休みには復習はします。そうやって1つ1つ潰していくわけです。
お母さんも一緒に勉強しましょう。
こうやって、テーマを絞ってやっていくと1つ1つが生きてきます。親も勉強するとやり方が変わってきます。
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