「ケツ蹴ったろか？」A判定からの不合格。そして、E判定からの合格

堀哲嘉

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今回の話は

「ケツ蹴ったろか？」

です。

今年もあと、今日と明日になりましたね。ただ、受験生にとっては

「まだ終わりではない」

ということ。

全国レベルなのに不合格

実は、以前大手の資格試験の予備校で講師の先生からこんな話を聞いたことがあります。資格は弁護士です。

それは

「４か月前に模試で全国ランキングに入っていても不合格になる人がいる」

という話です。その話を聞いたとき

「えっ、信じられない」

と思いました。ですが、次の言葉ですごく納得しました。

「試験で大切なのは自分の実力のピークを試験の日に持っていくこと」

だそうです。どんな過去に実力があったとしても

「当日実力がない」
「当日実力が発揮できない」

と不合格になるのです。

A判定なのに合格できない矛盾

実際にあった学年の話。ある学年で調子のよい学年がありました。高校生だったので私は指導していませんでしたが、軒並み志望校判定は「A」です。

ところが1月のセンター試験で大失敗。その「A」判定だった生徒たちが志望校変更を余儀なくされたのです。私にすれば

「なんでこんなことに」

と。実際に入試は水物なのでギリギリまでやる必要があるのです。だから指導するものは決して油断させてはいけないのです。

E判定からひっくり返す

逆に言うと

「当日実力がピークになるまでやり続ける」

のです。この経験は私もやっています。私は

「２か月前に化学のテストが校内ビリ」
「２か月前にすべての志望校でE判定」

だったのです。本当に

「ギリギリまでやって」

その結果

「生物は試験の１週間前に理解」
「化学は試験の前々日に理解」

と綱わたりです。本当は

「余裕で合格」

した方がいいのでしょうが、現実はそんなカッコウの良いものではありません。

運動会でという100m走でゴールのテープ前で前のめりにこけて、ひっくり返って

「１位」

みたいな感じです。膝からは血が出ていた不格好です。そんな感じです。そうやって

「最後の最後までやるのです」