漢字ができない子がハマってしまう読解の落とし穴。漢字が読めない子はこんな状態になっています。
こんにちは、泰嘉です!
今回は、「テスト結果」についてです。
模試やテストの結果が返ってきた時に点数やどこが間違えているか以外にも確認することがあります。
前回は、その中でもなぜ漢字やことわざなどの知識問題を確認していくのかについて2つの理由のうち1つを書かせてもらいました。
前回の記事については以下
今回はもう1つの理由についてです。
知識問題の勉強をすることのメリット
知識問題の勉強をすることのメリットは、ただ単に知識問題で点数を取れるだけではありません。
それは、「読解問題の本文や設問も読めるようになる。」ということです。
言ってしまえば当たり前なのですが意外と言われるまで気づく人が少ないのがこれです。
漢字は特にですが、勉強することによって読解問題の本文に出てくる漢字も読めるようになります。
例えば、「事態が深刻になる。」という例文。
中学受験で覚える必要がある漢字で「事態」と「深刻」があります。
この2つは知識問題はもちろんですが、説明文の本文にも当然出てきやすい言葉です。
つまり、これらをすぐに読めるか、あるいは意味が分かっているかによって読解の点数にも大きく影響しているのです。
読めないと黒塗りの文
ぼくは、「漢字が読めないと読めない部分が『黒塗り』になる」と生徒や親御さんに伝えています。
「黒塗り?」
例えば、先ほどの「事態が深刻になる。」という文を例にとってみます。
事態が深刻になる。
知っている漢字であれば全く問題ありませんね。
「ああ大変なんだなあ。」といった感想が出てくるかもしれません。
イメージができます。
ここで、「深刻」という漢字という言葉が分からなかったとします。
すると、どのように本文を読むことになるかというと、
事態が■■になる。
事態がいいのか悪いのか、何なのか分かりません。
さらに、「事態」という漢字という言葉も分からなかったとします。
すると、本文は、
■■が■■になる。
もうこれでは何か全く分かりません。
このように、読めない漢字、意味が分からない漢字があると本文をまともに読むことも苦戦することになります。
特に、漢字が苦手な子や勉強が足りない子の場合、これがたくさんあります。
なので、この状態で読解で点数が取れるようにと言ってもとても難しいのです。
ぜひお子さんのテストの確認をする際は最初に知識問題ができているか確認を、そして出来ていない場合は読解の勉強とセットで知識問題の勉強にも取り組んでもらえればと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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