親の自慢が子どもをつぶす。リベンジ教育のワナ。子育てを間違うと大きなしっぺ返しをくらいます。
以前に書いた内容を加筆・修正しています。
親の自慢が子どもを潰す話
子育てをしていると自分の子どもにことに関して親としては自慢したくなりますよね。
「親バカ」というやつですが、当然ですが私もあります。自分の子どもを他人にアピールしたくなります。
偏差値の高い中学に入った
偏差値の高い高校に入った
偏差値の高い大学に入った
ときなどは、そのことを人に言いたくなります。
ですが、注意しないといけないのは
「自分の自慢したい心が子どもを潰す」
ということはあるからです。
自分のことを振り返る
私もあるのでわかりますが、自分が優位に立ちたいから自慢をしてくる人がいます。
また、相手をけなしたり、蔑んだりします。その人の心の裏には実は劣等感があります。私自身は
「優越感と劣等感はコインの裏表だ」
と思っています。
つまり、自分自身が優越感を持っている人というのは人と比較するためにその裏では何かに対して劣等感があるのです。
例えば、子どもの学歴に対して非常に自慢する家というのは自分自身が学歴がなかったとか、あるいは金銭的に苦しかったとか。
お金に対して自慢する人は、他のこと例えば学歴に対してコンプレックスを持っているとかそういうのがあるのです。
「いやそんなことはないです」と思うかも知れません。ですが、例えば、テレビを買ったときにあなたはテレビを自慢するでしょうか?
通常は自慢しないですよね。
「テレビを買ったよ。すごいでしょう」
何て人に言いません。
なぜなら、それが当たり前だからです。家族全員が東大を出ていると東大を出ていることが当たり前になります。
だから、「子どもが東大に受かりました」ということは自慢にも何もならないのです。
実際に子どもが3人のうち2人東大に合格していして、お父さんも東大に通っているご家庭ではその話は出ませんでした。
一番下のお子さんの勉強を指導するときに
「うちは主人は東大卒。上の2人も東大なんですよ。ほほほ」
何て言われませんでした。そういう話もまったくなしに通常通りの指導でした。後ほど別の方から聞いたくらいです。
また、私の塾の会員さん中にもお医者さんのご家庭もありますが、全然そういったことは最初は知りません。
お母さんがそういった話をされないからです。
「子どもを自慢してはいけない」
というわけではなく、自分自身の心の中にそういった必要以上の劣等感がないのかを冷静に判断することです。
リベンジ教育のワナ
というのが
「子どものために」と言いながらその劣等感克服を子どもに託してしまうからです。
リベンジ教育です。リベンジ教育とは自分ができなかったことを子どもにさせる教育です。
「自分は学歴で苦労した。だから、子どもに学歴を」
と思うのは当然です。ですが、その
「学歴による劣等感が強すぎる」
と子どもの成長とは関係なく強制してしまうからです。
そして、子どもは親のロボットになってしまいます。結局、子どもの成長とは関係なく親の劣等感を克服するために子どもの成長を阻害してしまうのです。
その言葉は「子どものために」という言葉に裏に隠されてです。
子育てするときは常に「自分の心」を振り返っておくことが大切です。
意外に思いますが、こういった親御さんが多いのです。
ご参考に
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