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「やったことあるから大丈夫という子」についてです。ダニングクルーガーの曲線。

やす

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こんにちは、やすです!
今回は「やったことあるから大丈夫という子」についてです。
前回は「自分はできていると思い込んでしまうこと」について詳しく解説していきました。

前回の記事は以下

親御さんは引っかかってはいけない!やったことあるから大丈夫という子の注意点

今回はその続きです。

できるようになるまで

前回初心者が特に陥りやすいこととして「自分はできると実際の評価以上に思い込んでしまう」という話をしました。
しかし、これがダメだというわけではありません。
そこで大事なのは、「流れを知っている」ということです。

ここで以下図をみてみましょう。

ダニング=クルーガー効果の曲線

 

ダニング=クルーガー効果の曲線
ダニグクルーガー効果では上記のような曲線図が広く取り上げられます。

ダニングクルーガーの曲線は、自信と知恵を表現するものです。縦が自信、横が知恵を表します。

知恵の成熟度が増加するにつれて、自信が変動していることが把握できるでしょう。

①最初に少しの知恵を得た時は、完全に理解したような気持ちになって
「私は優秀だ!」と自身に満ち溢れています。
馬鹿の山(Peak of “Mount Stupid”)とも呼ばれます。

②もう少し学びを進めると、全体の大きさを知って
「まだまだ足りなかった」と自信を失っています。
絶望の谷(Valley of Despair)」とも呼ばれます。

③更に学びを進めると、成長を実感して
「少しわかってきた」と自信を持ち始めます。
啓蒙の坂(Slope of Enlightenment)」とも呼ばれます。

④更に学びを進めると、知恵が成熟して
「これは得意だが、これは得意ではない」と正確な自己評価が行えるようになります。
継続の大地(Plateau of sustainability)」とも呼ばれます。

ダニング=クルーガー効果で特に取り上げられているのは①の「私は優秀だ」の状態です。

知恵や経験、能力が低いにもかかわらず、周りが見えずに自信に満ち溢れている状態は、自身を過大評価してしまっているといえます。
『自分が「そのことについて知らないという事実」を知っていること』(無知の知)が重要だということです。

引用元:HR BLOG

 

ダニングクルーガー効果の曲線と言われています。
縦軸は自信、横軸は知恵です。
これをみると、最初知恵が浅いのに自信マンマンになっているのが分かりますが、その後すぐに下がっています。
そして、徐々に回復していくという感じです。

振り回されないために

このように、こういった流れを知っているとお子さんにも振り回されないようになりますし、親御さん自身が少し冷静にお子さんをみることができます。

実際に、指導をしているとずっと成績が上がり続けることばかりではありません。
だからこそ一喜一憂せずに、点数がいい時や上手くいっている時は一緒に喜びながらも次の目標を一緒に考えたり、点数が悪い時や上手くいかない時は一緒に落ち込んだり不安になるのではなく、生徒の反応をみながらどうしていいかを話したりします。

また、分かった気になっていそうであれば別の問題を挟んで別の角度から理解を定着させるようにします。

このようにお子さんの状況とタイミングによって対応を変えていくとうまくいきやすいですが、そのためにもこういった効果をしっておくと、「今うちの子はこの段階なんだな。」とひとつの指標になりますよね。

いかがでしたでしょうか。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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