成績の良くない子の指導ステップはこんな感じでやっています。まずはこの方法をやってみてください。
今回は以前に書いた内容ですが、
成績のよくない子の指導ステップ
「成績がよくない子の指導」です。現実的な「成績アップ」のステップは以下の通りです。
【ステップ1】 認める
成績のよくない子の特徴は
「実力よりもより力が発揮できていない」
というのが特徴です。その理由は簡単。成績がよくないので自己肯定感が低くなっているからです。
「自分はできない」と思っているので本来の力が発揮できていないのです。
ただ、「勉強ができない」という子でも全くできていない子という子はほとんどいません。
どんな点数の子でも
「できているところ」
「できていないところ」
があるものです。そして、できていない子は「できているところ」
があるにもかかわらずすべて
「できていない」とひとくくりにされがちです。
まずは、「できているところ」
を認めてあげるのです。それには「できているところ」をはっきり
させます。そして、それを伝えるのです。
【ステップ2】成績アップをイメージさせる
認めたら次は今後成績がどうなるのかイメージさせます。
もちろん点数の低いときに何を語っても信じてもらえません。
ですが、「単に成績は上がる」というのではなく「条件付き」で成績アップをイメージさせるのです。
例えば、
「宿題をきちっとしたら成績はアップする」
とか
「宿題をきっちりしたら成績はアップする」
といった感じです。
実際には「言った通り宿題をきっちりやったら次は30点」そんな感じです。
【ステップ3】成績アップを1つ1つ実現させる=実績作り
今回の話はここの話です。実は「細かい実績作り」をやらないと子どもには中々信じてもらえません。
難しいのはここの部分で、指導でよく失敗するのもここの部分です。
大人でも子どもでもそうですが、
「結果が出でている」ときには心配はあまりないのですが、
「結果が出ていない」ときが指導する側の腕の見せ所です。
「結果を出す」というすぐに「テストの点数のアップ」のように思われますが、その前にやるのが子どもに実感させることです。
「学校の授業がよくわかる」
「塾の授業がよくわかった」
「小テストで10点満点で9点だった」
「他の子より問題を早く解けた」
などでもいいのです。そういう「細かい実績」を積み重ねていきます。
ですが、ここで失敗するのが前回も書きマシが
「勉強が苦手な子に苦手科目から指導する」
という方法です。
なぜこの方法が失敗しやすいのかと言うと「実績」が残しにくいからです。
指導しているとまずは「認めて」「実績を出して」子どもに信用してもらわないといけません。
「この先生は自分のことを認めてくれた」
「この先生の言うこと本当だ」
そんな感じです。それには、最も抵抗のないことで結果の出しやすいことからやっていくのです。
「目標は高く」でもいいのですが、
最初にやることは
「小さなことでも結果を出す」
ということを目標にするのです。
そうすると「結果の出しやすいこと」からまずはスタートするのです。
例えば、
「勉強は嫌いだけれど数学はまだマシ」
と言うの子ではあれば数学からスタートすればいいです。
勉強は嫌いではないけれど特に嫌いな科目がない場合は1つの科目でまずは結果を出していくのです。
そうやって作りやすいところから「1つ1つ実績」を作っていくのです。
もちろんここでも「1年後には80点な」と伝えていますが、実際には目の前の
「宿題をきっちりする」
「次のテストでは30点を取る」
というようにやっていくのです。
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