音読が苦手な子もラクにできる「音読の工夫」。私がやった音読の工夫です。これできるように
こんにちは、泰嘉です!
今回は、音読が苦手な子もラクにできる「音読の工夫」についてお話していきたいと思います。
教科書がスラスラ読めるかは重要
教科書や問題をスラスラ読めるかは、読解力をはかる上でとても重要です。
なぜかというと、書いていることをそのまま正しく読むことができない子が意外と多いからです。
指導していると、定期テストや学校のテストで平均点以下の子は、実際に教科書や問題文をスラスラと音読ができない、内容が頭の入っていない子がほとんどです。
しかし、実際に音読を練習するとなると、なかには、
「そもそも音読があまり好きじゃない」
「音読する習慣がない」
という子も多いです。
なので、今回そんなお子さんを持つ方のために、音読のハードルを下げる、「音読の工夫」についてお話していきたいと思います。
音読はくりかえし練習することでみんなうまくなる
音読をするときに気をつけたいことは、同じ文章を何回も何回も読んでできるだけカンペキにするということです。
勉強やスポーツでもなんでもそうですが、練習は最後までやり切らないと大きな結果にはつながりません。
例えば、数学の問題でも5回に3回は正解するけど、2回はまちがえる。
これでは、身についたことにはなりませんし、実際のテストでいい点数を取ることはできません。
音読も同じで、短くてもいいので、それよりも同じ文章をくりかえして読むことで、
「これはスラスラつまらずに読める!」
といった状態をつくってから次の文章を練習する必要があります。
また、そうすることで、音読するお子さんにも、達成感も生まれるため、やる気につながります。
はじめはなるべく短くカンタンな文章で音読させる
練習するときに、はじめはなるべく短くカンタンな文章で音読してさせると習慣になりやすいです。
教科書1ページからでもいいですし、もっというと第一段落とかでも大丈夫ですので、それをスラスラ読めるまで何度もくりかえし音読させてください。
最初から多い量をやると、初日はいいのですが、だんだんやるのがイヤになってきて、4日5日すると、
「音読めんどくさい」
というふうになって、挫折してしまう子が多いです。
そのため、私も生徒さんに音読を練習してもらう際には、その子が
「こんなの量でいいの?」
と思うぐらいで最初はやってもらっています。
なぜかというと、そっちの方が断然続きやすく、習慣になりやすいからです。
大切なことは、「やり方」と「続けること」です。
最初に見本を見せてあげてから練習させる
音読が苦手な子やあまりやっていない子は、そもそも本文の読み方がなっていない子もいます。
例えば、
「私はとても勉強が苦手だったが、今はそうでもない。」
という文章があったとします。
これを音読ができる子は、
「私は とても 勉強が 苦手だったが、 今は そうでもない。」
などのように、文節で切ったりと自然に読み方ができています。
しかし、音読ができない子の場合は、
「私はとても 勉強が苦手 だった が、 今はそう でもない。」
といったよう読み方が不自然になってしまっています。
これでは、音読をせっかくやっていても本文の意味が頭に入ってこない、または内容がまちがって入ってきてしまうのでとてももったいないです。
そうならないためにも、まずは大人や音読ができる人がひととおり読んであげてから読ませると、正しい読み方で練習ができるので、音読の効果もさらにグンとアップします。
お子さんによっては、見本で音読する際に分からない漢字にフリガナをふってもらうと音読のハードルも下がるためいいかもしれません。
私の音読練習
私も実際に小学5年生のとき、音読がとても苦手だったため、毎朝練習していました。
当時は陰山英男先生の「徹底反復 音読プリント」というテキストを使って、毎朝10分から15分ぐらい練習してから学校に行っていました。
最初は1行で3個もつまるところもあったのですが、文が短いためわりと早くスラスラ読めるようになっていき、楽しかったのも覚えています。
こういった短い文だと、回転もはやいため飽きにくいところもいいところでした。
そんな練習を続けていくと、学校の教科書の音読も最初のころと比べて、とてもうまくなったのを覚えていますし、学校のテストでも点数が上がっていきました。
あのときの音読の習慣は、今でも大きな財産だなと思っています。
音読がスラスラと読めるようになっていることは、読解力を身につける上でとても重要です。
ある意味、「読解力の土台」といってもいいかもしれません。
ぜひ、はやいうちに練習してもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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