すべてに通じる「筋トレ勉強法」。やっているのに成績が上がらない子は「筋トレ勉強法」からスタートしてみてください。
「筋トレから学ぶ国語の勉強」の内容は見ていただけましたか?
すべてに通じる勉強法
これは国語に限らずすべての勉強に通じています。
「勉強はしている。ワークも3回やっている。でも、成績が上がらない」
という子の場合は
「1つ1つ丁寧にやっているのか」
をチェックしてみたらいいと思います。通常、私のところに相談にくるときは
「やることもやっている。でも、成績は上がらない」
という子が多いのです。お母さんと話をしていても
「塾に週3回は行っています」
「ワークも2回~3回やっています」
「机の前に長時間座っています」
「自分で勉強しているみたいです」
と言われます。通っている塾の先生に聞くと
「もっと量をやりなさい」
と言われると。確かに「量をこなす」ということは必要です。ですが、その前にやらないといけないことがあります。
それは
「丁寧に解くことを意識させる」
ということです。問題をたくさん解いたら成績が上がるのかと言うとそうでもないです。
イメージをしてもらうとわかりますが、スポーツなどで間違ったフォームや、やり方でたくさん練習しても悪い癖がついて逆にできなくなるだけです。
ご飯を食べるときに間違ったお箸の持ち方をして、毎日食べているのと同じです。お箸の間違った持ち方は何度やっても間違ったままです。
成績を上がる勉強の方法は?
では、どんな勉強をすればいいのか?それは
「1つ1つの問題の意味を理解すること。そして、解くときに必ず根拠があること」
です。
「何となく」「とにかくやったいい」
という勉強ではなく
「こういう理由で・・」「こうだから」
ということがわかって解く勉強です。常に「考えて解く勉強」なのです。
新坂先生の指導はこちら
今一緒に仕事をしている新坂先生は生徒よく質問します。
「それはどうやって考えたの?」
と。実はこういった指導がとても大切なのです。
私の息子も娘も新坂先生から指導を受けました。息子に聞いたところ「結構頭を使う」と。
というのも「何となく解く」ということがないからです。この「何となく」をなくすことが大切なのです。
特に国語の勉強は
「まぐれでも○をもらえる」
ときがあるからです。
「何となく【ア】」
とか
「雰囲気で【イ】」
とかで答えが合う場合があります。そんな勉強をたくさんやっても成績は上がらないのです。
前回書いた
「東大・京大を目指すお子さんの解答」
はすべて
「解答の根拠」
が書かれているわけです。つまり
「どうやってそれは解いたの?」
と質問されると
「これは7ページの2行目の・・」
と
「傍線部のすぐの前に・・」
とか根拠が説明できるようになっているわけです。だから間違っていてもすぐに
「ここが間違っていたのか・・」
と「ハッ」と気づくことができるのです。こういう解き方をしないで
「たくさんまぐれのような勉強」
しても成績は上がらないのです。そのためには
「どうして解いた?」
と常に本人に聞いて、根拠を考える勉強をしないといけないのです。
「今の勉強で成績は本当に上がりますか?」