親御さんは引っかかってはいけない!やったことあるから大丈夫という子の注意点
こんにちは、やすです!
今回は「やったことあるから大丈夫という子」についてです。
もしお子さんが当てはまった場合は少し注意してみてあげてほしいという話です。
やったことあるから大丈夫
僕の国語指導では論理エンジンというテキストを使って指導していますが、中にはすでに勉強したことがある子もいます。
生徒
「先生、これやったことあるよ!」
先生
「おおいいね!じゃあ一回やってみようか!」
やってみると大体あっています。
いい感じですね。
ただし、その後こんな言葉や行動が出てしまってくると注意が必要です。
・「分かっているからこれはやらなくても大丈夫。」
・分かっているからとノートを写そうとしない。
・解説を聞き流してしまっている。
また、別のケースで、指導していると、同じテキストを使っていても後から入ってきた入ってきた子に抜かされることがあります。
もちろん能力の差もあるのですが多くの場合取り組み方の差によって生まれています。
この2つには実は共通点があり注意が必要です。
なぜ注意が必要なのでしょうか?
それは多くの場合「実際の評価に比べて自身を過大評価してしまっている」からです。
ダニングクルーガー効果
「正しく自己評価ができず、過大評価してしまうこと」、これを心理学用語でダニングクルーガー効果といいます。
一般的に、実際の評価と自己評価との間に大きなギャップが生まれてしまうという状態を指します。
特に、何かを身につけ始めた人が陥りやすいといわれています。
僕も部活や仕事で何回もこれを経験しています笑
例えば、高校の部活で弓道をやっていた時の話です。
最初の頃どんどん練習が上手くいっていて、「おっ、弓道ってもしかして簡単なんじゃない?天才かも。」とか思っていたらすぐに上手くいかなくなりました笑
他にも、一般的なことでいうと、車の運転です。
初心者マークをつけていた時は慎重に運転をするのですが、数年運転するようになると自信が出てきて慎重さを失ってしまい事故を起こすケースです。
このように大人でも陥ってしまうことがあるので子どもならなおさらです。
自信があることはいいことですが、「自分はできるからもう大丈夫」と思い込んでしまって努力をしなくなってしまうのはとてももったいないことです。
親御さんの中にもその「できる」を完全に鵜呑みにしてしまう方もいます。
その場合はとても注意が必要です。
プロからみると正直「これはたまたまだな。」とか「これは出来ていてこれはまだ改善できるな。」というのが分かっています。
また、だんだんできるようになってきた子、あるいはできる子は実際の評価と自己評価、さらにいうとそのためにやるべき行動の差がなくなってきます。
これについては次回書いていきたいと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。親御さんは引っかかってはいけない!やったことあるから大丈夫という子の注意点
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