読解ができない理由が、読解力とは限らない場合。その理由は次の3つの理由があります。
こんにちは、やすです!
今回は「読解ができない理由が読解力とは限らない場合」について書いていきたいと思います。
お母さんからの相談
国語についての相談で1番多いのが、
「うちの子読解がすごく悪くて・・・」
「国語の模試の点数が本当に取れないんですけど・・・」
という相談です。
しかし、読解ができない理由、国語の点数が取れない理由が読解力とは限らない場合があります
時間配分がそもそも間違っている
模試やテストによって違いますが、通常だと1つの長文で15〜20分ぐらいで解きます。
ですが、前半に漢字やことわざ、文法の知識問題が出ていて後半に長文が出題されている場合などは特に時間が足りなくて1つの長文に時間を割けていないことがあります。
実際にあった中学受験を予定していた小6の生徒の話を少ししたいと思います。
一緒に勉強しているかいもあって国語の偏差値60前後をキープしていたのですが、ある模試で偏差値が5近くまで下がってしまいました。
しかも読解問題ばかりできていませんでした。
受験も近いのでお母さんも大慌て。
しかし、よくよく聞いてみると、普段と少し解き方や順番を変えてみたら小説問題を解く時間が13分ぐらいになってしまったとのことです。
そして、解き直ししてもらうと特に問題なくいつも通り解くことができていました。
このように解き方や実力があったとしても十分な時間を取れていないと点数が取れません。
特に、国語が苦手な子は読解で点数が取れないと分かると、読解に十分な時間を取らずに他の問題に対して余分な時間を使う傾向があります。
知識問題を解くのが遅い
さっきの時間配分の話にも関連しますが、時間が足りない子でよくある1つのパターンとして、「知識問題の時間に時間をかけてしまっている」ということがあります。
「あれっ? これなんだっけなあ・・・。 んー、まあこれかなあ・・・。」
これでは時間のかけすぎです。
知識問題は基本的には考える問題ではなく、覚えているかどうかなので、九九と同じ要領ですぐに答えていく必要があります。
1問1問考える時間は数十秒〜数分ですが、それが5問10問だと、3〜5分以上の時間ロスになるのです。
そしてその時間の皺寄せは後半解くであろう読解問題にきます。
なので、生徒によっては読解と並行して、テキストを使って知識問題を先に覚えてもらうこともあります。
漢字ができない
漢字や知識問題は模試の問題としても出てきますが、当然読解問題の本文にも出てきます。
知らない言葉や漢字が出てくるということは、その部分が黒塗りになるということです。
例えば、
「私は綿菓子がとても好きで、地元の祭りでよく祖母に買ってもらいました。」
という文があります。
しかし、「綿菓子」と「祖母」という漢字を知らなかったとします。
すると、
「私は●●●がとても好きで、地元の祭りでよく●●に買ってもらいました。」
という風にお子さんには本文が見えます。
さらに、「私」、「好き」、「買って」も知らないとすると、
「●は●●●がとても●きで、地元の祭りでよく●●に●ってもらいました。」
という風に見えてしまいます。
これではもはや本文が問題みたいですよね笑
これでさらに設問を解きなさいというのが無理です。
当然読解力も発揮するところがありません。
でも、漢字や語句を知らない子は本文がこのように見えているのです。
だから、ぼくの場合は必ずその場で分からない語句や漢字を一緒に調べます。
分からないものを分からないままにしないためです。
このように、「読解ができていない。」と言っても「読解力」が原因でないこともありますので、詳しくは塾の先生に見てもらうなどプロの力を借りるのが1番いいとぼくは思ってます。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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