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漢字が覚えられない本当の理由。覚えられない理由はこんなものがあります。

やす

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こんにちは、泰嘉です!

今回は「漢字」についてです。

国語を指導していて、「漢字が覚えられない」という相談を親御さんやお子さんからよく受けます。

「何回も書いているのに塾の小テストだと点数が悪い」

「塾の模試で漢字がいつも悪い」

「この前覚えた漢字をもう忘れている」

などなど・・・・・・。

漢字が覚えられない理由はお子さんによっていろいろですが、今回は今までの指導経験で漢字が覚えられない理由で多かったものをいくつか紹介していきたいと思います。

覚え方が合っていない

実は、人によって五感の優れているところが違います。
言いかえると、漢字を覚える時にもその優れた五感がどこかによって効果的に覚えられるか、覚えられないかが変わってくるということです。

例えば、

人から聞いた話は覚えているけど、テキストや本の内容、何かの記事の内容ははっきりと覚えていない。

人から聞いた名前は覚えているけど、顔が思い出せない。

顔は思い出せるけど、教えてもらった名前は思い出せない。

などなど。

今は脳タイプ診断といった、自分の脳タイプが分かるものもあるのでそちらを受けてみてもいいかもしれませんね。

漢字を記号で覚えている

あまり意味や使い方を覚えずに「これはこうだ。」と淡々と覚えてしまっている、暗記を作業として取り組んでしまっている子です。

こういった場合、腑に落ちて覚えていないので、その場しのぎで覚えてしまっていることが多いです。

これを私は「漢字を記号で覚えている。」と呼んでいます。

例えば、「人」という漢字を覚えるとしましょう。

「人、人、人、人、・・・・・・」

「人はヒト・ニン、ヒトはヒト・ニン、ヒト・ニン、・・・・・・」

と、ひたすら呪文のように書いたり、読んで覚えるだけだとどうしてもすぐに忘れてしまいます。

特に、中学受験で出てくるような小学校の中でも難しい漢字だと、なかなか覚えにくい上に、そのような漢字を他にもたくさん覚えるのですから、余計に覚えているのは難しいです。

しかし、金八先生のように

「『人』という字は、人と人とが支え合って『人』という漢字なんだ。」

と覚えていると頭に残りやすいですよね。

(厳密にいうと、『人』という漢字は、人と人とが支え合ってできた漢字ではなく、人そのものを漢字にしたものです。)

こうした成り立ち以外でも、

「『人』という漢字が出てきたら、『人』に関係する時に使う。例えば、人間や人気、人情、悪人、大人など。」

と、どういった時に使うのかも合わせて覚えれば、忘れにくい上に使い方も覚えることができます。

このように、「人=ヒト、ニン」と、ただ単に記号として覚えるのではなく、使い方や漢字の意味、熟語の意味も覚えることが、一見遠回りに見えて点数アップの近道となります。

勉強の量が足りていない

意外と多いのが、この「漢字を勉強する量がそもそも足りていない」ケースです。

指導している生徒の中でも、

生徒
「漢字がなかなか覚えれない。」


「そうなんだ。ちなみにどれぐらいいつも漢字の勉強をしているの?」

生徒
「えーっと・・・・・・。 週に30分ぐらいかな?」

というケースは多々あります。

これでは、覚えられる漢字も覚えれるはずもありません。

もちろん、「覚えられないから勉強する気にならない」というのも分かるので、そうしたお子さんはぜひ下の2つを参考にしながら自分のペースでまずは取り組んでみてください。

また、自分で勉強を進めることが難しい場合は塾の先生に提出をみてもらうなど、漢字を勉強することが習慣になるまで勉強を管理する必要があります。

覚えた漢字を復習するタイミングを変える、増やす

「漢字の勉強時間はしっかり確保しているのに、小テスト前には忘れている。」

「みたことある漢字なのに模試で書けない。読めない。」

という場合は、覚えた漢字を復習するタイミングを変えてあげると、漢字で点数がとれるようになることがあります。

復習するタイミングで多いのが、

「復習するタイミングが早すぎる。」

「復習する回数が少ない。もしくは復習していない。」

復習の原則は、最低でも3回

特に漢字のような一つのことに対して、情報が少なく、覚える量が多いものは反復がどうしても必要になります。

復習するタイミングは、

①1日以内
②1週間
③1ヶ月(テスト直前など)

の3つと言われています。

覚えにくい漢字、テキストや小テストで間違えた漢字などはこれにプラスして復習する回数を漢字に応じて増やしていきます。

また、1回で完璧に覚えようとするよりも、完璧でなくてもいいので、5回、10回と勉強する機会を分けた方がはるかに効果的です。

ぜひ参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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