記述問題で点数が取れない時にチェックすべき2つのポイント。まずはこの2つからチェックしてください。
こんにちは、泰嘉です!
今回は、「読解の記述問題でいつも点数が取れないんです。」というよくある問題についてです。
実は、記述問題を解く時に2つのコツがあります。
この2つのコツを意識して解くと、子どもがどこまで読解問題が出来ているのか、何をするべきなのかがより分かりやすくなります。
それでは2つのポイントをみていきましょう。
本文から探せているか
1つ目は、「記述でヒントとなる箇所(要点)を本文から探し出せているか。」です。
読解問題のはじめに必ず書いている言葉があります。
「以下の文章を読んで後の問いに答えなさい。」
そうです。
これは、
「本文を読めば後の問いが解ける。」
という意味でもあります。
言い換えると、
「本文の中に答えや答えのヒントになるものがあって、それを設問ごとにおさえることができれば正解できる。」
ということなのです。
ですから、まずは
「本文中のどこに答えがあるか、またヒントがあるかを探せているか」
を確認する必要があります。
うまく探せていない場合、探せていない問題が多い場合は要点を探す練習をしていきましょう。
答えが設問にあっているか
2つ目は、「見つけた要点を設問に合うようにまとめられているか」です。
どこに要点があるかを探せるようになれば1つ目の関門はクリアです。
次は見つけた要点を設問に合うようにまとめる必要があります。
例えば、「答えを○○字で抜き出しなさい。」といった問題であれば本文の言葉を探して当てはめるだけなので1つ目ができればあとは簡単に答えを出すことができます。
しかし、「○○字以内で答えなさい。」といった抜き出し以外の問題ではそうはいきません。
自分で解答を作り直す必要があります。
簡単なところだと「どういうことですか?」という質問だと、答えの最後は必ず「〜こと。」にする。
理由が問われる問題では、「〜から。」「〜のため。」など、理由を答える形にするなどです。
これができていない場合は、「答え方が違う」ということで減点になることが多いです。注意していきましょう。
反対に、読解問題の練習が必要なところだと「何がこの設問には必要で、何が必要じゃないか」を見極めて字数を調整するなどがあります。
記述問題で点数が取れない時には「読解問題が今回もできていない」など、なかなかどうしてできていないのかのチェックがおろそかになってしまいがちです。
そんな時にはぜひ上の2つの確認をお子さんとしながらそれぞれお子さんに合った読解問題の対策をしてくださいね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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