ノーリスクでお願いを伝える方法。それにはこんな方法があります。そしてすぐに使えます。
こんにちは、泰嘉です!
前回「イライラ」をテーマに何回か書かせていただきました。
今回は過去に指導していた時の話です。
LINEの通知が鳴る
男の子の授業をしていたある時、説明していると画面の向こう側から、
「ピン!」
LINEの通知音が鳴りました。
もちろん男の子のスマホです。
まあたまたまLINEきただけかな・・・。
そう思いながら説明をしているとまた、
「ピン!」
そのあとも何度もLINEの通知がきていました。
「いやなんで通知切らないのかな?」
「授業中なら普通通知切るだろう。」
「いや普通にうるさくないか?」
「せめてマナーモードにしようぜ。」
などなど、通知が鳴るたびにイライラが溜まっていきます。
「いや普通に『マナーモードにして』って言えばいいじゃん。」
と思うかもしれませんが、これはぼくの悪いところなのですが基本的に当たり前のことを言うのがものすごく嫌いです。
例えば、
「授業中に寝てはいけません。」
とか
「授業中にゲームをしてはいけません。」
とか、塾に勉強しにきているのだからそんなことわざわざ言いたくないし、それを言い出したらキリがないと思っています。
それに、ぼくの場合、生徒を子どもとしてではなく、一人の大人として接しています。
良く言うと、一人前として扱ってくれているですが、悪くいうと期待値が高すぎるともいえます。
そういったわけで、「『授業中は通知切りましょう。』なんて言わないといけないのかなあ」と思いながらそれでも授業の妨げになるので言うことにしました。
しかし、そこで少し考えたのです。
「なんで自分はこんなにイライラするんだろう。」
と。
イライラの原因は悲しさ
その子が解いている間少し考えていました。
するとこんな想いがポンポンと出てきたのです。
「通知が鳴っていると○○君は意識がそれちゃうし、自分の授業をちゃんと聞いてもらえないから悲しい。」
「集中してもらっていない気がしてとても悲しい気分になるし、不安になる。」
「せっかく授業をしているし、○○君も能力はあるから集中してやれば絶対できるようになる。でも、スマホのせいでその妨げになるのは悔しい。」
などなど・・・。
いろいろ出てきましたが1番は「悲しさ」でした。
自分や自分の授業を大切にしてもらっていない感じ。
それがイライラの原因でした。
すると、不思議と少しスッキリしてイライラが収まりました。
だから、こう伝えたのです。
その子がとった行動
ぼくはそのあとこう伝えました。
「通知が鳴っていると○○君は意識がそれちゃうし、自分の授業をちゃんと聞いてもらえないから悲しい。」
「ぼくも集中できない。」
「せっかく授業をしているし、○○君も能力はあるから集中してやれば絶対できるようになる。だから、なるべく集中できる環境で授業を受けてもらいたいとぼくは思っている。」
と、淡々とでも正直に思っていたことを伝えました。
もちろんイライラなんてありません。
そして、最後に、
「どうだろう?」
と聞きました。
すると、その子は、
「わかりました!すみませんでした。今から電源切ります!」
そして、続けてこう言いました。
「次の授業からはスマホの電源切ってから授業受けます!どうですかね?」
正直驚きました。
ぼくの中では、「マナーモードにしてくれたらいいかなあ。」ぐらいの気持ちだったからです。
それに、調べる時にスマホも使います。
「嬉しいけど、そうすると調べる時にわざわざ立ち上げるの面倒じゃない?」
「いやそれは全然大丈夫です!そんなに手間でもないんで!」
「そうか。じゃあそれでいこうか!」
それからの授業は毎回スマホの電源を自分で切ってから受けてくれるようになりました。
以前より集中して授業を受けてくれるようになりました。
普通に注意しても聞いてくれたのかもしれませんが、自分も生徒にとって1番いい形で解決できたので自分の気持ちを伝えてよかったなと今でも思います。
こんな風にぼくでもイライラすることはありますし、上手くいかないこともありますが、その時「自分のイライラはどこからきてるか?」考えられると少し楽になるかもしれません。
ぜひ参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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