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子どもを伸ばすコツ。企業でも人を育てている会社はこんな風にやっています。子育てでも使えます。

堀哲嘉

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上手な子どもの育て方。企業から学ぶ子どもの育て方

今回は企業での人材育成を子育てに使ってみました。

結果と成長は二律背反

結果を出すということと、人を成長させるということは反していることが多いです。

自分ができたら自分がすべてやった方が結果は出ますし、やることも早いです。

ですが、それをしてしまうといつまでたっても人は育ちません。

それは会社でも子育てでも同じです。そこで企業からどんな方法で人を育てているのかを紹介します。

人を育てている企業では?

これはもう30年以上前に学んだことですが、企業で人を育てるときの話です。

実際に塾でも使っていた話を参考になればと思います。あるセミナーで社員を育てる話をしていました。

そこの会社は日本で一番一人当たりの利益を出すことを目指していた運送会社です。その会社がやっていた方法なのです。

実際に人を育てるというのは、大人であろうと子どもであろうとも育てる側では悩む所です。

褒めればいいと言いますが、確かに褒めると人は育つときもあります。

が、調子に乗ってしまうときもありますよね。かといって厳しく育ててればいいというわけではありません。

実際に厳しく育てられた子どもが犯罪に手を染めてることもあります。

最近はどちらかと言うと褒める教育よりと言われてますが、果たしてそれだけなのでしょうか?

というのはいささか疑問です。ではどうすればいいのか?

長所10個と改善すべき所を2つ書き出す

そこで実際に企業でやっていた方法です。それはその人の長所を5つ書いて、改善すべきする所を1つ書き出すというものでした。

それを元に長所を伸ばして、改善すべき所を改善していったのです。塾では次のように変えています。

実際に入塾のときには長所を10個書いて、2個の改善点を出してもらいました。

改善点を悪い所ではなく、改善した方がいい所です。これをひたすらすることです。

実際にやってもらいましたが、お母さんによっては「うちの子には長所がない」という方もいました。

ですが必死に出していただくと、お母さんが子どもの長所に気づいていないことにお母さんが気づきます。

というのは、長所と改善点はその人の見方にもよるからです。一見、改善点も見る人によっては長所になります。

・あまり話をしない
→余計なことを言わない

・やることがゆっくり
→丁寧にする

などです。

長所が中々出ない現実

また、なかなか長所が出ないのは本人は良い所というのは気づかない場合も多いです。

例えば、当たり前のようですが、「塾に真面目に行く」というのも1つです。

こんなこと書くと「塾に行くのは当たり前でしょう」と思うかもしれません。

ですが、生徒の中にはこんな子もいました。塾の前で子どもを車から下ろしました。

ところが、近所のゲームセンターに遊び行くとか、友達の所に遊びに来て子も実際にいました。

私の塾でもありました。「塾に行く」と言って家を出たのに塾に来なかったのです。

当たり前のようなことでも、他の子が当たり前にやってくれない子もいました、

親にとっては当たり前のことでも見方によっては違うわけです。お母さんによっては「塾に真面目に行ってくれだけでいい」というお母さんもいるのです。

まずやるべきことは長所を10個書いて、改善すべき所を2つに絞って、そこを伸ばして相手に伝えていくことですね。

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