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子育てにも「問い」を入れる。頭ののいい子は常に「問い」で一杯になっている。

堀哲嘉

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昨日の「問い」についての記事が見てもらったでしょうか?実はあれは勉強にもそのまま使えます。今回はお子さんに対する「問い」です。

1億5000万円の絵画をシュレッダーにかけた事件は知っていますか?

頭のいい子には「問い」があるという話

ある私立中学校の塾向けの説明会。

「うちの学校では子はどんな子が欲しいかと言いますと『なぜ』という問いを持っている子が欲しいです。

というのはいろんなことに興味がありなぜといろいろなことに興味のある子はやはり伸びるからです」

という話がありました。実は頭のいいことの常に「なぜ」という「問い」を持っている子なんです。

そして、そういう子を育てることが社会に出ても伸びる子なんです。

勉強法でも「問い」を入れる

勉強法の中で効果的な方法に音読があります。それでも音読をしても効果がないとかいう場合もあります。

その中で何が問題かというと「問い」がないからです。実は「問い」と言うとピントこないのであれば、「質問」と言うとわかりやすいですよね。

勉強していて質問があると真剣に聞きます。先日の「自宅でできる国語の勉強法セミナー」の中でいくつかの「問い」をしたところ答えられませんでした。

どんな「問い」かと言うと

「信号機の赤は右側か左側か?」
「牛は角が前か?耳が前か?
「学校行く途中の15件目の家は誰の家か?」

そんな質問でした。その質問を受けて初めて真剣に考えるわけです。勉強というのは「ぼーっ」としていても力はつきません。

必ず意識してやると成績は上がります。「問い」というのは意識させることなのです。そして、成績の伸びる子は常に意識して勉強やっています。

自立させる子育てっどういうものか?

実は「問い」というのは大人だけではなく、子どもの教育でもそうなのです。自立させない子育てとか、自主性がない子育てというのは子どもに対して「問い」を持たせない子育てなのです。

つまり命令です。「××しなさい」と指示をするだけです。「問い」を投げかけるというのは手間はかかります。

が、その子を伸ばすのです。前にも書きが、習い事と勉強が両立できないとき、

「習い事をやめて勉強しなさい」

というのは簡単です。ですが、そのときにこそ子どもに頭を使わせるわけです。「どうすればいいのか?」と。当然悩みますが、子どもなりに考えるわけです。

そうやって考えることが実は社会になっても使えます。社会に出ると何か2つのことを並行したり、3つのことを並行したりしてやるのはざらです。

お母さんでもそうです。仕事と家事であったり、子育てと地域との付き合いだったりとかそういうのがあります。

そのときに色々悩んで考えるわけです。そして、そのときに最適と思える選択を選ぶわけです。

そういうのを小さいうちから訓練してやってるとこの子が育っていくわけです。「問い」を持たせる子育てこそが子どもの成長を促していきます。

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