子どもの成績を上げるために最初にすること。まずは今の状態を知る。
こんにちは、やすです!
今回は、「子どもの成績を上げるために最初にすること。まずは今の状態を知る。」
今の状態を知る
今の状態を知るとは、「今お子さんがどういう状態で何ができていて何ができていないのかを知ることです。
例えば、「国語の文法はできているけど、漢字ができている」とか「算数の分数の計算はできているけど、割合がもう少し」という感じです。
成績が上がりやすい子と上がりにくい子
実は、この「今の状態」をしっかり知っているお子さんほど成績が上がりやすいです。
また、お子さんが知らなくても親御さんが分かっている場合も成績が上がりやすいです。
これは最初の体験や相談のお電話で分かります。
面談では、まずお子さんがどういう状況か必ず聞いています。
「お子さんの状況どうですか?」
「そうですね、国語が苦手で、先月の塾の模試だと偏差値がこれぐらいで、見ると漢字は9割以上点数が取れているんですけど小説問題が半分もできていなくて、、、」
といった感じで今の状態が分かっているとそれだけすぐに対策が立てるので成績は上がりやすくなります。
反対に、上がりにくい子、また上がりにくい子の親御さんの特徴は、「今の状態を間違って理解している。」ということです。
例えば、過去にあった中学受験をする子の親御さんで、
「うちの子漢字や知識問題は十分できているので、長い読解を練習する必要がある。読解の練習をどんどんさせて欲しい。」
という方がいました。
しかし、模試を確認すると漢字の正答率は6割ぐらい。ぼくの印象としては、「ものすごくできないわけじゃないけど、足りないな。」という感じでした。
というのは、中学受験では点数が取れる漢字などの知識問題をまず確実に合わせることが重要で、点数が取れることが当たり前だからです。
そのため、ぼくの場合まずは漢字では9割以上は当たり前、満点を取るために固めていきます。
また、漢字を読めないと読解問題の本文に出てくる意味も分かりません。
だから、まずは読解ができるようになるためには漢字が必要なのです。
幸い、その時は面談でそのことを理解してもらえたので順調に成績は上がっていきましたが、「あのまま今の状況を間違って理解したまま読解問題を進めてしまっていたら・・・」と思うと間に合わなかったかもしれません。
「正確に」は難しい
しかし、実際正確に今の状態を知ることはなかなか難しいです。
では、どうすればいいか?
1番手取り早いのは、「模試を受ける」です。
客観的な点数や偏差値、得意な分野と苦手な分野、目標までどれぐらいかが分かります。
指導でも、まず「直近の模試を送ってください」と伝えています。
それを元に話を進めた方が対策が練りやすいですし、何より子どもも納得しやすくなります。
これから新学年がスタートになりますが、ぜひそのためにも「今の状態を知る」ことからスタートして有意義な期間にしてもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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