口を出せば出すほど、子どものやる気を奪った僕の結末。子どものやる気を奪ったのはこんなことからでした。
こんにちは、やすです!
最近ラインでお子さんの成長の変化や状況をうちの塾に通われているお母さんから報告もらいました。
お母さんからの報告
「子どものできていることを見つけるのが上手い」
「子どもに決めさせている、任せている」
「とにかく待つ」
そんなことができている素敵なお母さんです。
指導していると、成績が上がりやすい子、上がりにくい子のお母さんにも不思議と共通点があることが多いです。
その1つが、
「声のかけ方」
です。
このお母さんは声のかけ方が上手いお母さんでした。
「なるほど、これは子どもも伸び伸び成長できるよなあ。」
と思いながら、ふと自分の過去に失敗した話を思い出したのでした。
ぼくが口を出しすぎて失敗した話
以前こんなことがありました。
ある男の子が中1になり、はじめての中間テスト。
小学校から教えている子で、成績も順調に上がってきていました。
そんな中での中学校に入って1回目のテスト。なんとか点数を取らせてあげたい。
「最初のテストが1番取りやすいし、ここでしっかり勉強のやり方身につけておくとあとが楽だよ。」
「そのためには学校のワークとこのワークを3回やって・・・」
「は、はい・・・」
「・・・この子ちゃんと聞いているのかな?」
そう思いながらますます話に熱が入ります。
その子の顔がどんどん曇っていっているとも気づかず・・・。
そして、ある授業で同じようにテスト勉強について聞いた時、どうも反応がイマイチ。
思わず聞いてしまいました。
「どうしたの?」
「い、いや・・・。」
「いいよ、何でも思っていること言ってくれて・・・。何を考えてるの?」
そう聞くとやっとその子は口を開きました。
「いや?なんか学校の先生にも『勉強しないとまずい』って言われるし、お母さんにもいろいろ言われるし、なんか中学校って大変だな。嫌だなって・・・笑」
「しまった。」
思わずそう思いました。
その子にテストでいい点数を取ってもらいたいばかりにいつの間にかその子の勇気とやる気を奪ってしまっていました。
「1番やってはいけないことをしてしまった。」
そう思った瞬間でした。
その後の話
その後には実は続きがあります。無意識のうちにその子に考えを押し付けてしまっていました。
反省した僕はその子に謝りました。
「そっか、○○くん、ごめんね。たしかにそんなに『勉強しないといけない』って言われたら嫌になるよね。」
「僕がなんでここまで言ってたかというと○○くんは中学校に入っても十分高得点が取れると思ったからなんだよ。」
「それで、高得点が取れれば中学校に入ってももっと勉強楽しいと思えるかなと思ったんだ。」
「でも、確かにそれは僕の考えで○○くんが決めることだからね。」
「○○くんの勉強だから○○くんのやりたいようにやるのが1番いいと思う。煽りを感じさせていたのならごめんね。」
そして、続けて僕は言いました。
「その上で協力できることや相談したいことがあれば遠慮なく言ってね。」
そう言うとやっと笑顔が戻りました。次の授業から「こうしたい!」と提案してくれるようになりました。
テストの点数もベストではありませんが、まずまずの成績でした。
何より「勉強してよかった!」と言う言葉を本人の口から聞くことができました。
声かけは難しい
声かけ1つで反応が変わることがあります。
その時は変化がわからなくても繰り返していると大きな変化になることがあります。
さらに問題なのは声をかけている方は意識せずに声をかけていることが多いということです。
どんな風に声をかけていけばいいのか、どのように変えていけばいいのかそれ?
それついてはまた20日のセミナーでお話していきたいと思います。
今月はほとんど無料なのでどうぞ。
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