子どもを自立させる声のかけ方。自立させない子どもの声のかけ方。2つの違いで子どもは変わります。
子どもを自立させない声のかけ方と、自立させる声をかけ方があります。
その違いについて話をしたいと思います。
自立するということは考えるということ
実は基本的に自立しようと思ったら質問が多くなります。自立するということは自分ので考えるということです。
では「自分で考える」のにはどうすればいいのかと言うと質問することです。
勉強のできるという子は自分に質問をしています。自分で自分に質問して自分って答えているわけです。
それで考えると訓練が積まれているわけですね。一方、自立してない子や考えていない子です。
また考えていないというのは自分で質問がないのです。自分自身で質問しないから考えないわけです。
じゃあ考えないのを考えるようにするにはどうするのかと言うと質問して考えさせればいいわけですね。
実際の声のかけ方について話をしましょう。
自立させる声のかけ方
自立させる声のかけ方というのは相手に考えさせるという声のかけ方です。
基本的には質問です。例えば、電話をしていてテレビの音がうるさい場合。このときの行動1つとっても大きな違いがあります。
「うるさいからテレビ消して」
これだと指示命令になりますよね。この場合は子どもは「テレビを消す」ということを言われたことをするだけです。
本人の選択権は2つしかありません。「やるか」「やらないか」です。
よく反抗期で「やらない」というのは命令するからやらないことが多いのです。ではこれだったらどうでしょうか
「電話の音が聞こえないから、テレビのと何とかしてくれない?」
と聞いたらどうでしょうか?こうすると本人がやろうとすることはいろいろ出てきます。
テレビの音を消す場合もあります。あるいはイヤホンで聴く場合もあります。
ボリュームを下げるかもしれません。こういう風に相手に考えさせるわけです。
目的は何なのかと言うと電話の音が聞こえないから聞こえるようにしていけばいいわけです。
だから方法はどれでもいいわけです。そこがポイントなのです。
自立させない声のかけ方
自立しない声のかけ方は基本的には「指示・命令」です。ようするに相手に考えさせない声かけですよね。
「早くご飯を食べなさい」
「早く寝なさい」
「宿題をしなさい」
指示です。だから言われた通りやる子はいい子になります。言われたこととやらない子は
「何でやらないの?」
というようになります。これはどこの家庭でも一緒です。ですが、これだったらどうしようか?
「学校に遅れないようにするにはどうしたらいい?」
「明日早く起きるようにはどうしたらいい?」
質問すれば考えるわけです。ここでポイントになるのは時間がかかることです。
育てるというのには待つという時間が必要です。私が子どもと面談したときに同席したお母さんがびっくりします。
それは待つ時間の長さです。子どもが何も言わないのにずっと黙っているわけです。
通常は、何か話したくなりますよね。それでも黙っています。子どもが話をするまで待つわけです。
「先生、すごく待つんですね」
と言われますが、実は子どもの方がかなり頭を使っているわけです。
人の話を聞くというのは一見、頭を使っているようですが、実は頭を使っていません。
それは頭で別のことを考えて、聞いてるふりはできるからです。ですが自分が喋らないといけないという場合と必死になって頭を働かせてます。
いろいろ考えるわけです。どちらが頭を使っているかって言うと喋るために沈黙してる状態が必死に頭の中を考えているわけですね。
それがわかると「いかに沈黙が大切か」というのがわかってきます。
最初から完璧にしない
実際に話を聞いて
「そうか。うちでもそうしよう」
と思って、いざスタートしてもうまくいきません。でずか、大丈夫です。今まで通り100回指示を出していたのを98回は指示で、残りの2回を質問に変えればいいのです。
最初から完璧にしようとするとムリがあるのです。少しずつでもいいので意識して、子どもに質問する回数を増やしていけばいいのです。
お母さんも一緒に勉強しましょう。
セミナーでは有料級の話を無料で公開しています。お母さんが子どもに対して声のかけ方を勉強したかったら以下を参考にしてください。
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