合格したのに大変。実は「合格がゴールではなかった」という話。ゴールと思った先にまだまだ続きます。
「受験に合格したら」という話をしていたら後々大変なことになります。
受験後の悲痛な叫び
「今日も小テストが不合格でした」
「受験をゴール」としてしまうととんでもない目にあっています。実際に学校ではこんなことが起こっています。
受験がゴールではないという根拠
私の方ではオープンチャットをやっています。その1つは中高一貫校に合格したオープンチャットです。参加されたい方は以下の方でどうぞ
オープンチャット「中学受験を終えた中学生の母親相談室(質問に答えてくださいね。小学生の保護者でも可能です)」
ここで上がってる悩みというのは学校の授業についていけないというもの。
あるいは中学に入って勉強しないという悩みです。親としたら中学受験に合格したらこれで安泰。高校受験に合格したらこれで安泰。
と思っていたかもしれません。ですが実際はとんでもない話です。レベルの高い学校に入ればそれについていくのが大変なのです。
イメージしてください。例えば、あなたのお子さんがテストで80点を取っているとします。
そして、学校に志望に合格すると周りの子も全員80点以上の点数を取っているわけですよね。
中には100点を取っている子もいます。その中での競争となります。
また問題も難しくなります。私が入った高校では数学の応用テストの平均点が4点でした。360名の平均点です。
0点が110名いました。ちなみに私は4点でした。
だから、「合格したら終わり」というのではないです。合格してからがスタートのです。
受験は結婚と同じ
受験勉強としては合格がゴールではなく、実はスタートなのです。学校に入ってから、その学校で一生懸命やっていく必要があります。
合格がスタートなのである意味、結婚と似ています。あなたが結婚していたらわかると思います。
結婚してからお互いに努力しないとうまくいきません。価値観の違う2人。お互いが努力して歩み寄って人生を共に生きていくのです。
が、勉強の場合はこちらが学校に合わせていくわけです。学校のカリキュラムに合わせてやっていく必要があります。
無理して合格してもダメな理由
「合格したら終わりだから」
と言っていました。ですが、入ってからついていけない。そして、本人は
「合格したら終わりだから」
というお母さんの言葉を信じて勉強しません。スマホをずっといじっているだけです。
当然、学校の勉強にもついていけないので授業も面白くありません。友達関係はいいのに、学校はつまらないのです。
お父さんは
「高い学費を支払っているのに勉強しないのなら、学校に行く意味がない」
と、退学も検討しています。お母さんとしては、
「あれだけ高い塾代を支払って、勉強に時間をさいてきたのに辞めるなんて・・・どうしたら。」
と思ってしまいます。
「せめて自分から勉強してくれたら」
と。
そういう理由があるので、合格だけがすべてではないのです。それよりも、「勉強が楽しい」「勉強が面白い」と思ってもらうことが大切なのです。
いえ、「勉強は嫌なものではない」と感じてほしいのです。そして、毎日続けるという習慣をもってほしいわけです。
少なくともそれがあれば、再度浮上していけます。
進学校の難点は授業進度のスピード
実際に相談があるのは学校に入ってからでも相談が来ることです。
特にレベルの高い中学や高校に入ると問題なのはそのカリキュラムにある授業進度のスピードです。
通常の公立の中学だとカリキュラムの進度が比較的ゆっくり進むので追いつくことも可能です。
進学校の場合はカリキュラムの進度が速いのでまずはそれについていくのが精一杯。
さらに追いつこうとすると長期の休みを利用するしかありません。でも残念ですが、進学校に限って夏休みが少ないのです。
名目上は40日あったとしても、補習があって実際には、1週間だったり、2週間だったりするのです。 だから、大変なのです。
ゴールを先に見据えて
進学校に入っても結局は同じです。長期を見据えて1つ1つやっていくしかありません。
さらに「無事卒業だけしてくれば」なんてことになると同じミスを犯すことになります。
社会に出ると今度は誰も何も言ってくれません。
特に社会に出ても勉強は続きます。「リカレント教育」と言って学び直しが必要になっています。
「パソコンが苦手で」
「SNSがわからないので」
と言っていると、会社では50歳になってリストラになったり、給与が上がらないでそのままだったりします。そうならないためにも、勉強して、実際にやっていければいいだけなのです。だから、大切なのは
「勉強を続ける姿勢」
です。それができれば、ずっとやっていくことができます。
お母さんが成長すると子どもも育ちます。
親が目先のことにとらわれて、子育てをしていると子どもも目先のことだけにとらわれた子となります。
まずは親御さんが子どもの人生を俯瞰して、長期的な視点を持つことです。
親御さんのヒントになるセミナーは以下です。
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