勉強できない理由を親のせいにする心理。それにはこんなわけがあったのです。
こんにちは、泰嘉です!今回のテーマは前回に続き、「テストが返ってきた時の声かけ」です。前回は失敗談の共通点について書かせてもらいました。
前回の記事は以下
今回は、心理学の観点からも少し書いていきたいと思います。
認知的不協和
「やるべきだと思っているのにやらない」状態を「認知的不協和」と言います。
もう少し正確にいうと、認知的不協和とは「自分の中に2つの認知が生じたときの不快感のこと」を言います。
この認知的不協和は、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー氏によって提唱されました。
具体例でいくと、
「痩せたいけどドーナッツを食べたい。」
「恋人と別れたいけど、長く付き合っていて別れられない。」
「早く寝ないといけないのに夜更かししてしまう。」
などが当てはまります。
また、勉強でいうと、「宿題を提出しないといけないのに勉強したくない。」が当てはまります。
この2つの認知が生じた時、人は気持ち悪く、なんとか解消しようとします。
勉強できないのはお母さんのせい
例えば、どのように解消するかというと、さっきの「痩せたいけどドーナッツを食べたい。」の例だと、「デザートは別腹」、「食べ物は食べてもすぐに太らない。」という風に理由をつけて「ドーナッツを食べる」という解消方法がよくあります。
また、「宿題を提出しないといけないのに勉強したくない。」という例であれば、「宿題をやろうと思ったのにお母さんに『勉強しなさい!』と言われたからやる気がなくなった」。
だから勉強できない。
といったように、勉強しないことを無理矢理正当化してしまいます。
こうして、勉強自体に受け身になってしまったり、やる気をなくしてしまって、今やるべきことから先延ばしにしてしまうのです。
また、ここでの問題は、認知的不協和の解消にお母さんを使っていると自分自身では気づけないことです。
お子さんによっては、内心思っていても言わない子もいますしね。
だから、親御さんの方でも声かけや関わり方には少し注意が必要になります。
では、どのように関わっていけばいいのか?
それについては今週土曜日のセミナーの声かけセミナーでお話していきたいと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
声かけセミナー。
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