子育てで大切なことは親が俯瞰してみることです。決して受験だけの渦に巻き込まれてはいけません。
子育てに限らず大切なことは、長期的な視点で立つことです。
鳥瞰すると全体が見渡せます。子どもの人生全体見渡すのです。
塾に煽られることなく長期的な視点で
受験日が迫ってくるとやはり子どものために「なんとか合格させたい」という気持ちのがあると思います。
その気持ちは私も親でしたから十分にわかります。ただ受験というのは「合格したらそれで終わり」ではありません。
何度も言いますが、受験が終わりったらそれがすべてではないのです。そこからがスタートなのです
私は教育で言うと30年近くやってきました。子どもの教育ということで言うと22年です。
そうするとやはり合格してからの後の話も聞いています。例えば、中高一貫校に合格したのに学校と合わなくて中1で辞めてしまった子。
私の塾には以前はこんな子もいしまた。私立の中学校に通っていたのに、中3になってから一般の公立に戻ってきました。
理由は公立の高校の勉強をするためです。親の事情かわかりませんが、すごく勉強はできたのに転校してきたわけです。
あるいは高校入試で大逆転合格したものの、ずっとビリで3年間惨めな思いした子もいました。
みんなそうですが、合格したときは大喜びなんです。「これで人生はうまくいく」と思ったのかもしれません。
ですが、その後はわかりませんだから合格はすべてではないのです。
合格して方がいい。でも、合格したから必ず幸せになるわけではない
もちろん、合格するか、しないかと言ったら合格した方がいいのは決まってます。
ただし、それがすべてうまくいくと思わないことです。偏差値が高いところに入るとみんな勉強ができます。
すると授業もハイレベルなのでそれについていく必要があります。ある兵庫の学校では公立3年分の内容を1年でやるところもあります。
また、有名中小一貫校に入ったのに、高校で留年している子も教えたことがあります。高一の子です。
中にはそんな子もいるのです。だからあまりに受験の合格だけを考えないことです。
不合格になったとしたら、自動車のナビで言うとリルートすれば言い思えばいいわけなんです。
自動車で目的地までいくとナビでやってると道を間違えることもあります。すると再度ナビが計算して新しくルートを変えてくれますよね。
それと同じです。多少遠回りがあったとしても問題はないです。というのはその遠回りした中で学ぶこともあるからです。
例えば、何でもうまく言った人よりは、うまくいかなくて、それを越えた子の方が人の気持ちがわかります。
合格しても不合格になっても学ぶように持っていくのが親の務めです。
合格しても不合格しても次に生かす
合格したら「やっぱり努力したら報われる」という風に話をします。
不合格になったら転び方と、そこからどう立ち上がってくるのを学びます。
そして、その失敗は次の受験高校であったり、大学受験にだったりに生かしていくわけです。
とにかく経験をすべて次に生かるってようにしないといません。
実際に「合格」「合格」「合格」で来た子が、たった1回の不合格で自ら命を絶つ子もいます。
だから、決して失敗がダメだとありません。問題はそれを生かすことです。お子さんの人生はこれからです。
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