冬期講習は30万円。それについて塾として考えてみた。本音の話。私のところはどうやっているのか?
以前の内容を加筆・修正しています。実際冬期講習について考えてもらいます。
冬期講習30万円は必要か?
昨日の内容を見ていただきましたか?
実は冬期講習30万円というのは別々の会員さんから別々の塾から勧められた話です。
他の塾の先生に言っても
「本当にそんな話があるのですか」
という風に聞かれたほどです。正直言って私はこの話を聞いたとき
「カチン」
ときました。というのは
「それほどしないといけないのか?」
と思ったからです。お父さんやお母さんの恐怖心を煽りながら高額に勧めてくるからです。
実際にプロの目から見ても確かに費用がかかる子もいます。
ですが、本当に相手のことを思えば「いかに相手にとってプラスになるか」を考えて、相手に伝える必要があるからです。
でも、塾の社員からすれば仕方がないのかも知れません。というのは、それが自分の売上となって、査定に響くからです。
つまり、冬期のボーナスにつながっていくからです。また、本部から追及されるからかも知れません。
当塾のスタンスは?
もちろん、私も私塾なので、当然お金は必要です。無料で指導することはありません。
ですが、相手のことを考えて
「相手がいかに続けてやっていけるか」
を考えるのです。実際に指導が30万かかるほど指導しないといけないという子はほとんどいません。
と言うよりも最初に勉強の仕方を教えてそれを一人でさせれば良いのです。
そして、どうしても出来ないというところだけ指導すれば最もお金がかからなくて効率よく出来ます。
「そんなこと言ってオタクもお金を取ろうとしてるでしょう」
と思うかも知れません。その理由は簡単です。私のスタンスは
「受験で終了」
と思ってないからです。私の場合は一度関わったお客さんを長く続けて欲しいと思っています。正直言うと私は会員さんをお客様だと思っていません。
私のスタンスは「友達」です。実際に話をするとびっくりしますが、色々な会員さんがいました。
今までかかわった相談
例えば、
「夫婦の離婚問題の相談」
「子どもがいじめ」
「子どもいじめてる親が●クザ」
「DV問題」
「不登校問題」
「子どもが家出」
などなどこれ実際に相談にのった話です。そういった話が出来るのは、簡単に言うと
「友達だから」
です。友達だからこそ
「相手の立場に立って考える」
のです。
「親しい友達のアドバイス」
と思うと他とは違いますよね。
「長く付き合いたい」
から
「目先の利益にとらわれない」
のです。当然ですが、私も友達を選びます。嫌だなと言うに保護者の方については、はっきり言ってこちらもお断りしています。
理由は続けられないからです。
その分一度関わったお客さんとはできるだけ長く付き合いをしています。
そして、今でもそうですが line では10年以上の前の会員さんが、登録されています。
そして、就職したら
「先生就職しました」
「免許を取りました」
と連絡は来ます。また、何かあったら相談にのってくださいというきます。そういう関係なのです。
「一度も会ったことない方」
とです。
勉強は短距離走ではなく、長距離走
確かに受験に対してベストを尽くすのは良いのかも知れません。
「子どものためにお金を遣いたい」
というのはわかります。ですが、勉強は「短距離走」ではなく、「長距離走」なのです。
現実問題としてその子にとって高校受験が全てではありません。
その後も高校生活もありますし、大学受験もあります。
また、親御さんの老後の生活費も必要です。
そういうのも残しておかないといけないのです。だから、親御さんに余裕があって、どうしてもお願いします。
という時は20万でも30万でも受けてますが、それ以外については親御さんの予算と相談していくのです。
こちらも、指導者として希望はあります。
「今のお子さんだったらこれぐらいして欲しい」
と言いますが、それだけです。それは決して塾を経営するという立場よりも指導者としての意見を言うわけです。
もちろん、これが通るわけではありませんなぜなら予算があるからです。
勉強は1人でできる
本当のことを言うと勉強のほとんどは一人で出来る内容です。
例えば、指導なんかも最近では無料のソフトがたくさんあります。
Youtubeを見ればハイレベルな授業が受けられます。無料でも「学びエイド」という授業では1日3講座まで無料で見ることが出来ます。
有料にしても2000円です。そういったものが出ているので授業という点では今はかなり有利になっています。
後は練習。そして、その結果が正しいかどうかの添削するだけです。そういったことを考えると、決して
「30万の指導」
が必要かと言うとそんなことはないのです。ましてや、指導する方はアルバイトの学生です。
子どものことについては親ほど考えてくれませんし、時給で指導ですので仕事が終わればそれで終了です。
私のところでも今月末までに「冬期講習の案」を出します。それと比較して「30万円の冬期講習」と比べて見てください。