夏休みに結果が出なかったが・・
夏休みにやったことがすぐに結果が出ないかもしれません。
実はこれ受験前によく聞く言葉です。夏休みにがんばって、さらに秋にがんばった子は受験前になって芽が出てきます。
それも最初からうまくいったわけではありません。
貞腐れる(ふてくされる)
最初に問題集を解いているときははなかなか結果が出ません。
と怒る子もいます。また、不貞腐れる(ふてくされる)子もいます。
それは問題集をやるということを目標にしているからです。
また、結果が出ることを簡単に考えているからです。基本的には勉強をやったことがない子が陥ります。
特に、中学3年生の場合だと 部活が終わって本格的な勉強のスタートです。
やっても進まないので
何ていう子もいます。ですがなだめたり、叱ったりしてずっとやっていきます。それとどうなっていくのか?
やっててよかった
秋になって2回目行ったときにはかなりスピードで問題を解けるようになります。
そして、受験前になってくると3回目です。そうなると思った以上に早く出来ます。
そして、点数もグングン伸びてきます。こうなると本人もやる気になります。そして、冒頭の言葉が出て来るのです。やっててよかった
すぐに諦めた場合
1回解いてすぐ諦める人もいます。また、別の問題集をやったり、あるいは塾を変えたりします。
そういった子は受験前になった慌てたてるのです。当然ですが積み重ねがないので何をやっても一緒です。
大切なのは同じことを積み重ねていくことです。地道に行っていくことが大切なのにそれが継続できないと何もうまくいきません。
プロ野球選手になるには
プロ野球選手になるには小学校のときにある選手は1日100回は素振りをしたそうです。
それはソフトバングの柴原洋選手です。
Q.小学4年生で野球を始めました。将来、プロ野球選手になるのが目標です。
プロ野球の選手は1日、どれくらいの数の素振りをしていますか。
1日、何本くらいバットを振れば、プロ野球選手になれるでしょうか。(神奈川県・10歳)
という質問にこんな答えをしています。
A.小学生年代なら10本でも毎日継続することが大事
一番大切なのは毎日継続してスイングを続けることです。
私は小学生のころ、毎日100スイングを日課として繰り返してきました。
だからと言って、質問の方にも100本というのではありません。
1日だけ100本を振っても、次第におっくうになり、やめてしまっては意味がありませんから、20本でも30本でもいいので、まずは毎日スイングすることを習慣づけることでしょう。
三日坊主になるくらいなら、10本だっていい。それを1年続ければ3650本ですからね。
私が家庭教師の紹介をしたときの子は小学生が1日300回もバットを振っていました。
それも継続してです。10回振ったから結果出なかっただからもうやめたって言いません。
これは勉強も同じですよね。実際に身につくまで丁寧にやると回数を重ねに行くことによって結果は必ず出ます。
大切なのは頭を使うこと
ただし気をつけないといけないのはただやればいいというわけではありません。
いつも書いていますが、必ず頭を使うことです。先ほどの素振りではないですが、1回1回の素振りを適当にやると効果は半減します。
実際に試合に出てるつもりで一回一回ボールをイメージしながら素振りをするのです。
そうすると結果は出てきます。勉強もそうです。1回解くたびに説明できるように解いていくわけです。
作業にしてしまうと頭を使いませんから答えだけ覚えて終わりです。
これだと単純な暗記問題は解けますが、思考する問題は解けません。
それでは3回やっても効果は出にくいです。頭を使って解くから身につくわけです。
794年 平安京に遷都
というのも単純に
「鳴くよ(794年)ウグイス平安京」
と単純に語呂だけで覚えるのではなく、
というふうに理解しながら問題を解いていくわけです。
夏休みに効果が出なかった事例
毎年夏期講習をやっていますが、結果が出ないことがあります。昨年も一昨年も出ませんでした。
塾に通っている子であれば退塾しているかもしれません。ですが、今まで書いたことをお母さんに何度も話をしました。
そして、努力を継続していきました。そうすると、受験前になってようやく結果ができたのです。
夏休みはまだ1回目ですが、周りからすると
と思うかもしれません。ですが、結果が出なかっただけで、頭の中には残っていたのです。
それがわかったのが受験前。急激に伸びてきたのです。もちろん、3回だけではなく、4回解いたところもあります。
ぜひ、あきらめずにがばってください。継続した人しかわからない世界があります。
まずは3回解くつもりでやってください。
以下友達を追加してくださいね。追加してもらった方には
「子どものやる気を引き出した事例集」