本気を出せばの罠。勉強をスタートした子が陥りやすい話です。お気をつけください。
本気を出せばの罠についてです。
本気ですれば・・・。
勉強をしていない子どもは受験が近づいてきても 「僕が本気で勉強すれば」「やればできるよ」 とか思っています。保護者方も「この子は本気でやりさえすれば」 「真剣だったら・・」と期待を持ちます。
そして、実際に少し勉強したら
「今回のテストではがんばったのに」 「あれ、勉強しているのに・・」
と自分が予想していたのと違うので、拒絶は最初の境界にぶち当たります。
「本当に勉強をしているの?」
「やったよ」
「足らないの?」
「今まで一番やった」
「まだじゃ成績が一緒なの」 「・・・・」
と。勉強というのは「やればやるほどできない自分に気づき」ます。そして、「つらくみじめ」にさえなります。
が、成績アップの最初は「自分のできないこと」に気づいて、それを明確にすること」です。
実際は予想以上に時間がかかる
勉強に限らず、結果を出すには自分が考えている以上の努力が必要なのです。例えば、勉強では
目標偏差値50→努力は偏差値55以上
目標偏差値45→努力は偏差値50以上
そうやって初めて結果が出てくるのです。これは競争が激しい受験、中学受験や大学受験では特にそれが顕著に出るのです。
それを知らないので、すぐにやって結果が出ないと「こんなはずではなかった」となるのです。
自分の出来ないことを見つめて分析する
そして、「点数の悪い自分」 「やってもできない自分」 「思ったようにできない自分」 に気づいたらこそ「自分がどれだけできていないのか」がわかります。
そして、そこから冷静な分析がスタートするのです。
「数学ができないというけど、どの分野かわかりますか?」 」
「社会のどの分野かわかりますか?」
と「自分の出来ないこと」を知ることは「つらい作業」ですが、それがわかったら「次に進む」ことができます。
できないところの理解から次のステップ
実際に指導しているとチェックテストで「40点」→「64点」→「92点」とできなかったところが確実にアップしていきます。
できないところがわかったらそれを1つ1つ「塗り絵」のように塗りつぶしてみてください。
「成績が上がらない」ということはありますが、やり方が間違っていなければ、続けていけば「確実に成績はアップ」します。