「やる気」に焦点をあてるのでなく、「理解」に焦点をあてる子どもも仕事も伸びてくる
「早く育ちなさい。もうゆっくりしてるわね。早く。早く」
今日ひまわりの種を植えました。朝植えたのですが、なかなか芽が出てこないので声をかけてる最中です。
植物の育て方に学ぶ
ひまわりの種を植えたときになかなか芽が出ないので、イライラしてます。
それで水をたくさんやったり、肥料をたくんさやったりすると枯れてしまいますよね。
水をやるときも適量。肥料をやるのを適量。しかもタイミングが必要というのはわかるはず。
周りがいくら頑張ってもそれはうまくいきません。逆にやればやるほど植物は育たなくなります。手をかけないで放置してことも必要なのです。
では子どもの育て方はどうするのか?
子どもを育てるときも植物と似ています。無理やりやってうまくいきません。植物は無理やりやっても反抗はしてきませんが、人間の場合は反抗してきます。
植物と一緒で必要以上に手間をかてしまうと腐ってしまいます。ただ植物と違うところは「理解できる」ことです。
感情的な問題もありますが、基本的に理解すると成長するようになります。
「やる気」ではない「理解する」ということ
他の塾の入塾テストで20点しか取れなくて、入塾を断られた生徒が私のところに来て90点取った話を書いたと思います。
「先生がすごいですね」という風に言うのではなく、ポイントになるのは「子どもの理解」なのです。
数学がわかったからという意味ではありません。それは「これだけやれば自分でもできるのだ」ということが理解したことです。
逆に言うと「それだけやらないと90点は取れない」ということです。
実際に成績が上がること言うのは最初に結果を出さないといけません。
結果を出すということはそれなりの努力は必要です。実際に今まで問題集を1回しか書かなくて50点しか取らなかった。
「どうせ自分はダメだ」
と思っていたけれど一緒に行って3回も問題集を解いたら80点になった。
そしたらどうなるのか?
「そうか。僕は3回問題集を解けば80点は取れるのか」
ということが理解できるわけです。理解すると次からはとりあえず3回は問題集を解かないといけないっていう形で勉強するようになるのです。
子育てでも理解するということが大切
親は子育ても理解するということが大切です。私の塾では入塾を断る保護者というのは決まっています。
とりあえず、自分の感情・考え優先で、「子どものこと」や「育てる」ということを理解しようとしない保護者です。
以前も書きましたが、学習曲線って言うの知ってるでしょうか?以下です。
勉強をすぐにスタートしても結果は出ないと言う特性です。これは別に勉強だけでなく仕事でもそうです。
やってもすぐ結果の出ることもありますが、ほとんどが出ないのです。
それをしっかりと理解すればイライラする必要はなく、じっと待つことはできます。
ですが、理解できないお父さん・お母さんは「早く、早く」を繰り返します。
結果が出なかったら転塾、転塾を繰り返します。それは結果が出ないってことを理解してないわけです。これが理解すると変わります
やる気ではなく理解を重視
結果を出せなかったら、やる気があるとかではなく、しっかりと理解してもらうようにすることです。
実際に自立してることには理解できてます。例えば、成績が悪くても親を何も言いません。
悪かったときは
「先生ごめん。僕今回勉強をしなかったら。だから次は点数を取るから」
と一言で終わりです。で、実際に次のテストではちゃんと点数を取ってきます。
ですが、子どもを理解しない、わかんないお母さんはさらに
「勉強しなさい」
とやいやいと言って結局子どものやる気を削いでしまいます。
理解を進めるセミナー
私がセミナーをドンドンやっていくのは、「理解を深める」ためです。
教育でも仕事でも理解するとやることが見えて動けるようになります。