「サッカー選手になりたい」。そんな君に伝えたいその後の人生はどうする?
今回は進路について話です。
目先の目標。サッカー選手になりたい
サッカー選手になりたいという生徒がいます。それでよく話をするのが
「その後どうするのか」
という話です。実は生徒本人が意外に考えていないのが
「サッカー選手というのは現役でサッカー選手をやって人生が終わり」
というわけではないのです。現実的には、彼にプロのサッカー選手になったとしてもその後が大変なのです。
別にサッカー選手を否定しているわけではないです。ただ、「サッカー選手」という中期的な目標だけを設定していることが問題なのです。
サッカー選手の寿命は短いです。一般の企業であれば50歳でも働く人はいますし、60歳でも働く人はいます。
定年後と言ってその後仕事をする人もいます。ですが、50歳のプロサッカー選手や60歳のプロサッカー選手は見たことはありません。
こんな話をすると子どもは返事に詰まってしまいます。そこでサッカー選手を終えた後を考えてサッカー選手を目指すとまた違ったことになります。
サッカー選手の後を考える
例えば目標はこんな形になります。
「将来サッカー選手になりたい。そして、次は強いサッカー選手を育てる先生になる」
とします。すると自分がサッカーを上手になるためのサッカーの練習方法の勉強するようになります。
それも「我流ではなく指導できる」練習法です。また、怪我をよくするので怪我をしないためのストレッチやケアの勉強をする。
そういった経験を生かして、サッカー選手を引退した後は自分の経験を生かして先生になるという風なイメージ です。
というのは、自分の経験だけだといろいろ人には対応できません。イメージで言うと「学生の家庭教師」のイメージです。自分の経験だけしか使えますせん。
ですが、「勉強していろいろな練習法」「科学的に根拠のある練習法」であれば指導することも可能です。自分が才能だけでなく、工夫としたことであれば指導するときにも生かせます。
すると、当然ですが自分自身がサッカーで上手くするために勉強して練習をしないといけません。
勉強と言っても学校の勉強という意味ではありません。
サッカーで上手くなるための勉強です。そして、サッカーを指導できるまでの勉強です。
「体を強くするためにどんな食事をしたらいいのか?」
「どんな栄養素をとったらいいのか?」
「どんな酵素をとったらいいのか?」
これは生物や栄養学の勉強になります。
「ストレッチはどんな方法がいいのか?」
「トレーニングはどんなトレーニングがいいのか?」
体育や医療系の勉強になります。
「練習後にはどんなことをノートにつければいいのか?」
「相手にどうやって伝えたらいいのか」
これは「国語」の勉強になります。次にコミュニケーションの勉強になります。
また、海外に行くことになれば「論理的」に考えて、「論理的」に相手に伝える必要が出てきます。
論理力を鍛えて人生に生かす
実際に福島県にある
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)
では、スタート時点で
「論理的に考えることが必要」
とまで言っています。海外で通用するにはそういった頭が必要になってきます。
そうすると全てが「勉強」になります。そして、ただ「コーチに言われたことをやる人」ではなく、そうやって工夫して、勉強することで人を指導するときにも使えるのです。
「スポーツ選手になるのもよし」
「自分の腕で生きていくのもよし」
「勉強するのもよし」
です。ですが、必ず子どもには
「長期的に考えていく」
ということだけは伝えていってくださいね。これは
「考え方の癖」
なので、ずっと続けていく必要があります。
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