塾長の本音。子どもに教える本当の勉強とは?塾長が語る裏話。今はもっとひどくなっています。
今回も以前に書いた内容です。勉強してきた塾の先生も当時も困っていました。さらに今は困ってしいます。
実はある塾検索サイトが出したデータでは今は塾がオープンするよりも、閉める方が多いのです。
つまり、塾も今までにないくらい厳しい状況に置かれています。その前の話です。
実は塾の先生も実はうまくいっていない
今回は本音の話です。
私はたくさんのブログを書いていますし、また、メルマガも発行していますが、一番のタイトルのメインに考えているのが、
「子どもを幸せにする勉強法」
というものです。子どもが勉強しているとよく来る質問が、
「先生、なぜ勉強しなければいけないの?」
「どうして勉強しないといけないの?」
「平方根は将来いつ使うの?」
と言った内容です。で、その質問に対して
「受験に出るから」
「職業選択のときにいろいろ幅ができるから」
とか大人としていろいろ親御さんも答えていると思います。それで、あえて誤解を恐れず、本音の話をすれば、
「勉強しているはずの塾の先生が、勉強したにもかかわらず、人生でうまくいっていない人が多い」
のです。特に私はインターネットで学習塾をやっているせいか、塾の先生からの相談も多いです。
「実は大手が近くに進出して、生徒が集まりません。どうしたらいいのでしょうか?教えてください。」
「先生のところは、生徒が集まっていそうですね。FAX指導の高校生の英語だけでも、生徒を紹介していただけないでしょうか?」
「今私の塾は、廃業の危機です。今年から生徒が集まりません。子どもが大学に入り、お金が一番かかるときです。
どうしたらいいのかわかりません。塾を廃業して、勤めに出ようと思っても、50歳を過ぎているので、雇ってくれるところがありません」
というものなど。また、私はほとんど「塾の先生」との会合には行きませんが、たまに集まったときに行くと
「生徒が集まらない。どうしたらいいんだろう。」
「大手が値段を下げてきているのでまずい。」
そんな話です。それで、
「勉強すれば、いいことがある」
と信じてきた塾の先生でもこうなのです。これっておかしいですよね。塾の先生であれば、
「勉強してきたことで、こんないいことがあったんだよ。」
と大きく胸を張って言えればいいのですが、現実は、
「学校の勉強しかしてきていないから、今の社会に対応できていない」
のです。つまり、
「勉強、勉強とやってきたのに、逆に社会に出て適応できていない」
のです。教科書のように
「解き方」
「模範解答」
なんてありません。いえ、「答え」は自分で見つけていかないといけません。本当に社会に出ると、
「答えのない問題」
ばかりです。また、時代によっては、
「昨年通用したことが、今年は通用しない」
ということもたくさんあります。(特にインターネットの世界)
子どもに必要なこと
ですが、教えている立場とすれば、こういう風に、子どもに言ってもらいたいのです。
「あー。先生。塾で勉強してきてよかったよ。あのときにやった考え方、学んだことが今社会人になって役に立っている。本当に塾に通ってよかった。」
と。それで、私が考えたのが、
「子どもに勉強を通して、社会に役立つ知恵と考え方を学んでもらう」
ということです。それを少しずつでも、公開していきたいと思います。というのは、
「人生を生き抜くにもやはり、定石があるから」
です。というのも、私は人と違った経験をたくさんできたから。そして、誰よりも「学ぶ機会」が多かったから。
私は学校を卒業して、企業に就職しました。もともと、独立志向があったので、経営の勉強のために「経営コンサルタント」として就職しました。
いろいろの企業の経営者と接してきました。大きいところは、年商200億の社長から、小さいところでは、夫婦でやっている年商1000万円以下のところなど。
しかも、経営の勉強のため3社も勤めたので、本当に普通、経験しないであろうことも経験してきました。
勤めていた会社が倒産。どうする?
例えば、会社の倒産。実際には、私が勤めたときには倒産しなかったのです。その後倒産。
が、私が勤めていたときも、かなり会社が危なくて、私が退職する前の1年間はまともに給与をもらえませんでした。
例えば、当時は給与の支払いは、月末払いでしたが、いつも「給与の遅配」かまたは「給与の分割払い」でした。
「給与の遅配」というのは、給与の支払いが遅れること。
「給与の分割払い」とは、月末に支払われるものが、5日、10日、15日と分割して支払われることです。
また、私は支払いを担当していたのですが、毎日毎日「早く払え」の催促の電話の嵐。
です。自分でもよくやっていたな・・と思います。4月のある日なんかは、
「来月の2億円の支払いが足りない」
ということであっちこっち、金策に走り回ったことがあります。それで、今はもっと厳しい社会。でも、厳しい世の中だから、
「しっかり学んで、正しい方向に進めば、明るい未来が待っている」
です。そして、子どもを教えている立場としては、
「子どもが今、一生懸命学んでいることをなるべく、将来にも使えるようにしたい」
と思っています。これからは、目先の得点だけでなく、そんな話をしたいと思います。