うまくいく親子関係vsうまくいかない親子関係。その関係には話をする順番。うまくいく順番、いかない順番はこれ。
先日からズームショッピングの話をして伝え方の話をしました。それに関連して子どもどもの親子関係についても同様です。
うまくいかない親子関係
親子関係がうまくいかないところがありますよね。勉強するとかしないとかではなくとにかくうまくいかないという関係です。
もちろん親子関係でお母さんやお父さんが子どもに対して愛情がないわけではないです。逆に人並み以上に愛情があるわけですが、それで余計にうまくいかないのです。
その理由は簡単です。それは伝える順番が間違っているからです。親というのは子どものために、何とか親から見て改善すべきところを指摘としようとします。
ですが、子どものためを思って、子どもの改善すべき点の指摘をすればすれば、するほど親子関係をうまくいきなくなります。
かといって子どもの言いなりにほっておいたら子どもが大人になって大変だというのもわかります。では何がうまくいかないのでしょうか?それは伝える順番なのです。
子どもに伝えるべき順番があります
相手を成長させるために、うまく伝えるのには2つの方法を使って伝えないといません。
それは例えて言うならば「痛み止め」と「治療薬」です。親子関係がうまくいかない親は治療薬からスタートするのです。「痛み止め」はないです。歯医者を思い出してみるとわかりますよね。
歯医者にいったら「歯が痛い」ですと歯医者にいくとまずは痛みを取るために治療します。その後に今後同じことが起こらないのにブラッシング指導します。順番の順が「痛み止め」から「治療薬」の流れです。
もしこの逆をしても効果はありません。最初にブラッシング指導をしてから、痛みを取ろうとしたらどうでしようか?患者はその歯医者にいかないかもしれません。では親子関係ではどうでしょうか?
親子関係で使う2つの薬
「痛み止め」
子どもに対する共感です。「なるほど、そうだね」と子どもの言うことを受け止めるということです。そうすることでうまくいきます。子どもの言うことを受け止めると言うは子どもの言うとおりするというわけではありません。
子どもの言うことを理解しようとすることですね。子どもは自分自身のことが理解されたということで一安心するわけです。簡単に言うと自分自身の欲求が満たされるわけです。これは人と話をするときに、問題解決を求めるのではなくて自分のことをわかってほしいのと同じです。
「治療薬」
痛み止めはどこまでいっても痛め止めです。「そうだね」と共感したとしてもその子自身は成長しません。その後にするのが「治療薬」です。子どもが改善すべきところを探していくわけです。それが教育なんですよね。
ですが「治療薬」は「痛み止め」の後にするので、治療してもそれほど抵抗なく効果が発揮するのです。
話す内容も大切だけれども順番も大切
大切なのは話す順番なんです。伝える順番が変わると相手の受ける印象が違います。これは普遍的な方法です。もちろん、私が最初からこれに気付いたわけではありません。私も最初は「治療薬」からスタートしていました。
でもうまくいきません。そして、ずっと指導の中で「うまく言った場合」「うまくいかなかった場合」を検証した結果この形が相手に受け入れられやすいとわかるわけです。
当然ですが、相手も自分のことを否定している人から話を聞こうとは思いません。
まずは相手を肯定するわけです。その後に改善をするわけです。
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