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物事を名詞化して固めてしまうとうまくいきません。例えば不登校。貧乏など。これを変えると違ってきます。

堀哲嘉

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うまくいかないかときというのは、すべてを名詞化しています。簡単にいうと、決めつけて、固定化していまっているんですね。

「不登校」

と決めてしまいますと、すごく不安にあります。ですが、

「今は学校にいっていない」

としたらどうでしょうか?今の状態ですよ。何でももそうですが、「名詞にして決めてしないこと」です。

「貧乏」と「お金がない」とは違う

以前に書いた話ですが以下です。

いつも私は思っているのは

「貧乏」と「不登校」は同じということ。

「学校に行っていない」というと「不登校」

というレッテルを貼られます。

世間の人も必ず「今何年生」とか「どこの高校」と聞かれます。

すると子ども親も子どもも何か後ろめたさを感じます。また、本人も「不登校」ということにこだわってしまいます。

ですが、本当は子どもは「不登校」ではないのです。それは「貧乏」と同じなんです。

少しわかりづらいですが、こんな感じです。

「貧乏」≠「お金がない」
「不登校」≠「学校に行っていない」

のです。その話をしますね。

実は私の家は上の子が生まれたときはすごく「貧乏」ですごくそれに対して私自身が引け目を感じていました。

当時の私は勤めていた会社が倒産しかけていて私もその余波を受けて激務で精神的に追い詰められてしまい、仕事を辞めていました。

そして、朝は起きると近くのローソンに「就職情報誌」の立ち読みに行きます。

「就職情報誌」を買うお金もないので立ち読みして、よさそうなところがないか立ち読みして探すわけです。

立ち読みしてふと、顔を上げると窓の外ではローソンの前にあるバス停でサラリーマン風の中年が新聞を片手にバスに乗り込んでいきました。

時計を見ながら忙しいそうに・・そんな姿を見ると

「自分がすごいみじめ」

でした。

「俺は一体何をしているんだ」
「何をしているんだ情けない」

そんな気持ちで張り裂けそうでした。自分1人が世間から取り残されているようでした。

みんなが忙しいそうに仕事に行く中、私は乳飲み子を抱えて仕事探し。

しかも追い打ちをかけて、お金がない。

「未来はない。」

そんな感じでした。

そんなときある「事件」が起きたのでした。ある日の夜。家内と2歳にもならない息子と3人で食事をしていたときのことでした。

小さなちゃぶ台にはどんぶりにご飯一杯と生卵1個。これを3人で食べるのです。

すると

「ごめんください。ごめんください。」

と外から呼ぶ声が・・。

「はーい。」と家内が対応にでる。

「すみません。すみません。また今度持っていきます。」

と。2人組は近所の自治会の人でした。私の家には来た用件は

「自治会の500円を払ってほしい。」

と。家内はひたすら「すみません。すみません」と謝っていたのは500円の払うお金がなかったのです。

実は当時の私の家には「500円」のお金もなかったのです。近所の人達は「ヒソヒソ」と話ながら帰っていきました。

こんな状態なので

「うちは貧乏。ずっと貧乏。」

そう思っていました。

「このまま貧乏が続くんだろうな・・」

とそう思っていました。

ですが、あのときある人からこんなことを言われたのです。

「【貧乏】と【お金がない】というのは全く違う」

と。もう一度言いますと

「【貧乏】と【お金がない】というのは全く違う」

と。【貧乏】はその状態が続くけれど【お金がない】というのはそのときお金がないだけでドンドン状況が変わってくると。

私はすごくびっくりしました。そして、自分でも

「【貧乏】と【お金がない】というのは全く違う」

と思うようにしていきました。そう思い込むようになった途端すべての状況が変わりました。

「うちは【貧乏】ではない。今【たまたまお金がないだけ】。これからドンドンお金が入ってくると・・」

そう思ってドンドン動いていきました。

ドンドン新しい派遣の仕事をして、夜には新しい仕事の準備をしてドンドン仕事をしていきました。少しずつですが上向いていきました。

もちろん、自分で仕事をスタートしてからも失敗して何度も何度も泣いたことがありました。

1人で、5万で買った中古の自動車の中で声を上げて泣いたこともありました。

ですが、私の頭の中には

「【貧乏】と【お金がない】というのは全く違う」

そう思って努力し続けました。

するとドンドン状況が変わっていきました。そして、今なんかとか人並みの生活を送れるようになりました。
「貧乏」と「不登校」は同じ。タイトルは「不登校」となっているけれど、決してうちの娘は【不登校】ではない。

ただ、【今はたまたま学校に行っていない】だけ。

だから、ドンドン状況は変わっていきます。そして、ドンドン変わると「娘」を信じています。

自分がそうだったように・・・。

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