ウソをつくのがいけないかどうかという話。ウソをつかなかったらどうなるのか?
小学生の子さん持つ保護者さんで「うちの子はウソをついてしまいます」という相談を受けます。
ウソをつくのは防衛本能という話
「子どもがウソをついて困ります」という話を聞きます。特に小学生のお母さんに多いです。
子どもがウソをついたり、ごまかしたりしてお母さんとしては憂鬱な状態です。
ですがこれが「子どもはそれが当たり前だ」と言うと割と気楽になります。
「当たり前」と言うと言い過ぎかも知れませんが、「そんなもの」という感じです。
というのは指導している子で、例えば勉強中にYouTubeを見たり、他のサイトを見たりしています。
また、成績が悪くてウソをついたり、テストを隠したりするというのはザラにあるわけです。
「うちの子に限りって特別な」と思わない限りは誰でもある話です。そうでないと社会が成り立っていかないところもあります。
ウソをつくというのは元々は身を守るためにである行為です。ということは子どもが身を守らないといけない状態にあることが問題なのかも知れません。
例えば、ウソをつかず何でも本当のことを言っていいのかどうかを考えるとわかります。
ウソをつかないといけない場合
発達特性のあるお子さんなんかでよく聞くのが正直すぎてトラブルになるという話です。例えばこんな話はどうでしょうか?
相手
「私ってブスに見える?」
子ども
「はいブスに見えます」
子ども
「(相手に向かって)××さんはすごく太っていますよね」
子ども
「××さんは老けて見えますよね」
これ全て正直に伝えています。思ったことをそのまま伝えてるわけです。
これを社会でやってしまうと人間関係に問題が生じます。実際にこういったことでトラブルになる子もいます。
ウソはついていないけれど、ウソをつかないとトラブルになるということです。
「余計なことを言わない」というのは得策ですが、ウソをつかないとなるとやはり人間関係にトラブルなのです。
最初の「ブスに見えます」と言うと「ブスです」という風は言わないですよね。「そんなことないですよ」という風に一応言います。
これは人間関係の潤滑油です。ウソの使い方によっては人を傷つけないウソというのはあるわけです。
ウソをついているときには考える
普通にウソをつきますが、ウソをつくときのはどんな状況でしょうか?
基本的に自分の身を守るということです。例えば私の場合は以前書いたことがありますが、テストの点数が悪いと怒られます。
そうすると怒られないためにウソをつくわけです。テストが返ってきていても「テストが返って来ない」というウソをつきます。
これは理由は簡単です。怒られるからですね。怒られなかったらウソをつきません。
実際に私の子ども達はテストについてはウソをついてません。悪い点数でもです。隠したいことはなかったですというのは悪くても叱らない決めていたからです。
管理されすぎてるからウソをつくのかも知れません。
ウソをつくというのは相手に報告する人との人の関係によります。実際に相手によく見せようと思ったり、相手から攻撃されたりするとわかっていたらウソをつくようになるのです。
逆に本当に理解してもらえてたらウソをつくことはなくなります。
だからウソをついたときもウソをついてダメだという風に考えるなんてこの子はなぜウソをつくのかという理由を考えてみるのも一つだと思います。
全てのウソが悪というわけではないので。
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