勉強しなかった僕のやる気を引き出した出来事とその方法。これがあったから勉強をした。
こんにちは、やすです!
今回は前回の続きです。
「勉強やりなさい。」と言われても勉強せず、「勉強したフリ」だけがどんどん上手くなっていった僕の話です。
しかし、勉強して学力が急激に伸びた時期がありました。
奈良から三重への引っ越し
小学4年生の3学期、父親の仕事の都合で奈良から三重に引っ越すことになりました。
ちょうどその時期、三重だと雪も積もっていて、ほとんど積もらない雪しか知らなかった僕は
「わぁ! 雪がこんなに積もってる! 友達と雪合戦し放題じゃん!!」
と、すごくテンションが上がったのを覚えています。
しかし、転校した直後、雪合戦をするその友達ができませんでした。
地区で仲良くしてくれる子はいたのですが同学年、同じクラスでは基本的には1人ぼっち。
一緒にサッカーをしようと誘ってくれる子もいましたが、参加しようとすると、
「お前はこっちくんなよ!」
と除け者にする子もいました。
そんな感じなので休み時間は地獄。
みんな外でサッカーやら鉄棒やら遊んでいる中で自分は人に見つからないようにいかに時間を潰すかを考えていました。
「あー奈良に帰りたい・・・。」
「学校へもう行きたくない・・・。」
朝昼夜毎日そんなことばっかり考えていました。
そんな状況が顔にも出ていたのか、母も心配してくれて、
「大丈夫?」
とよく声をかけてくれましたが、心配をかけまいと、
「うん、大丈夫。」
と言うしかありませんでした。
そんな地獄な状況が1、2ヶ月続いたのですが、ある転機が訪れました。
僕の人生を変えた漢字テスト
それは、「漢字テスト」。 総復習のためのテストで、別に普通の漢字テストでした。
しかし、遊ぶ友達も特にいない僕は時間もたくさんありましたし、
「もしかすると、これでいい点数を取ると何か変わるかもしれない・・・。いや、何か変わって欲しい・・・。」
そんな淡い期待もしながら母に教えてもらいながら必死に勉強しました。
そして、テストも終わり、次の授業でテストを返されました。
点数は、100点。いやもしかしたら98点だったかも知れませんが・・・笑
学年で1番だったことは覚えています。
ここまでは点数良くて良かったねで終わる話ですが、その先生は違いました。
「今回の漢字テストは直しをして提出すること」
「答えは1番点数が良かった堀のテストを前に貼っておくので、各自間違ったところは自分で写して提出しなさい。堀!あとで黒板に自分のテスト貼っておいて!」
そうです、その先生は点数が1番良かった子のテストを前に貼ってそれを手本にさせる先生でした。
「あっ、そんな感じ!?」
少しびっくりしながらも返事をしました。
その後、授業が終わって黒板に自分のテストを貼りに行きました。
すると、少しやんちゃな男の子が近づいてきました。
「なんて言われるだろう。怖いな・・・」
そう思いながら、男の子の方をあえて見ずに黒板の方を見ながらマグネットでテストを貼っていると、
「堀、お前すごいな!めっちゃ!賢いやん!」
と言われました。思わずその子の顔を見ました。
何か嫌なこと言われると思っていたので内心びっくりしました。他の子も集まってきて、
「堀って勉強できたんや!」
「俺に勉強を教えてや!漢字苦手やねん。」
と、どんどん話しかけてきてくれました。
周りの見る目が変わる
周りの見る目が「よく分からない転校生」から「勉強できる子」に変わった瞬間でした。
それから僕は漢字以外にも算数など他のテストのために頑張って勉強しました。
毎日3時間とか平気で勉強していました。
また、そのあたりからクラスでも徐々に友達ができました。
他の子と同じようにクラスの子とサッカーをしたり、学校が終わって遊んだりしていました。
中には、算数を教えてもらいたくて遠い坂上の僕の家まで自転車で遊びにくる子もくることもありました。
それぐらいクラスの子と打ち解けられるようになっていきました。
紛れもない人生を変えた漢字テストでした。
ここで大切だったことは、「勉強が自分のものとして考えられるようになったこと」だと思います。
人から言われてやる勉強は人の勉強です。 言われてやるので決定は自分にありません。
当然、責任も自分にないという風になります。
でも、漢字テストで点数を取りたい自分は違います。
自分が状況を変えるために自分が決めて頑張って勉強していました。
当然、責任も自分にありますが、やりがいや自信も自分にあります。
自分の勉強を自分のこととして考えられるようになったことが大きかったと思います。
では、なぜ考えられるようになったかと言うと、大きく2つです。
本当はまだ書こうと思ったのですが、思ったより長くなってしまったのでここまでにします笑
次回で、考えられたポイント2つと、転校する以外にもできる実践方法を書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただき嬉しいです。
ありがとうございました。
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