子どもが使い分ける本音と建前。実は子どもはこんな風に使い分けています。
こんにちは、泰嘉です!
今回のテーマは前回に続き、「テストが返ってきた時の声かけ」です。
前回のぼくの失敗談を2つ書かせてもらいました。
前回の記事は以下です。
今回はその共通点についてです。
どこがよくなかったのか
では、どこがよくなかったのか。
「先に何でも話すぎた。」
これに尽きます。
ぼくがまずその子の話を先に聞かず、自分の感想や思ったこと、対策など全て先に話をしてしまったところがよくなかったところです。
では、なぜそれがよくないのか?
本音と建前
1つ目は、先に反応されると自分の意見を言いにくくなってしまうからです。
例えば、仕事でも偉い人や上司から「できるよね?」と言われると断れない。
周りが美味しいと言っていたら自分も美味しいと言わないといけない気がする。
そんなこと今までありませんか?
ぼくはよくあります笑
仕事であれば仕方なかったり、食べ物であればそこまで気にしなくていいものもあるかもしれませんが、勉強は別です。
なぜなら、勉強するのは子ども自身なので自分の行動に納得がいかないまま進めてしまうとそれがしこりになっていずれ勉強のブレーキになるからです。
特に、子どもはまだ大人に比べて経験や情報が少ないです。
だから、大人のいうことをそのまま受け取ってしまったり、素直に聞いてしまったりします。
もちろん、素直さは成績アップに必要な力ですが、それは自身も行動に納得が言っていることが条件になります。
だから、「本当はどう思っているのか?」細かく観察したり、聞けるなら聞いたりすることが必要になります。
主体性がなくなる
もう1つ問題なのは、「主体性がなくなる」ということです。
自分のことなら別ですが、人が言ったことやったこと反応したことは自分ごとに考えるのがとても難しくなります。
例えば、車の運転の話。
先日、用事で神戸の街中を車で移動中、友達は運転、ぼくは助手席に座っていました。
ちょうど交差点を曲がると、「ピピピー!」という笛の音とともに警察官に誘導されました。
警察官
「一時停止してなかったですね。」
ぼく
「えっ、どこにそんな線あったの!?」
思わず後ろを振り返りました。
すると、よくよくみると一時停止の線がたしかにありました。
知らない場所だったのもありましたが、助手席だったので完全に気を抜いてしまっていました。
実際、車の運転では、助手席だと運転してもらっている間寝ることもご飯を食べることもできます。
しかし、自分の運転ではそうはいきません。
自分がハンドルを握っていますからね笑
自分のミスが即命取りです。
周りが先に反応する、アドバイスするというのは、子どもからすると助手席に座っている感覚に近いです。
だから、この自分でハンドルを握って運転している感覚が勉強ではとても大切になります。
ぼくも指導する際に、「今勉強のハンドルを握っているのは誰か?」ということを常に考えます。
そして、生徒以外の人が握っていればなるべくその子にちょっとずつ持たせるようにしていきます。
そうすると、自分ごととして徐々に考えられるようになってきます。
このように2つの問題について今回書いていきましたが、心理学の観点からも次回書いていきたいと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。