「どの辞書がいいですか?」という質問に対して、子どもに力をつけさせる答えはこちら
勉強以外のことの力をつける子育てという話です。指導しているとついつい勉強だけに焦点を当てていきますよね。
勉強の中身以外の勉強
ですが本当に大切なのは勉強以外のところです。よくあるのが社会人になって勉強しかできなくて苦労する子です。
私の指導していたときに、お父さんが公務員であった人がいました。そのお父さんから聞きました。それは高学歴なのに全然使いモノにならないという話です。
これは高学歴だから使えないので、高学歴だけれどそれ以外の仕事ができないから問題があるということです。
もちろん、勉強はできないよりもできたに越したことはないでしょうが、勉強をやっていきて、その中で勉強以外のことをどうやってきたのか、何を学んできたのかということなのです。
選ぶという能力
よく質問を受けるのは「どの辞書がいいでしょうか?」いうモノです。「どの辞書がいいでしょうか?」という質問にそのまま答えたします。
そして、お母さんがその辞書を買ってそのまま子どもに渡します。確かにその辞書の評判が良いから、勉強をするという目的からは効率的なのかもしれません。
ですがそのときに失われるものもあります。それは「選ぶ力」です。「選ぶ」というのはその能力が実際に養わないと生きてくうえでは大変です。
「選ぶ」というのは何でも、自分でやりながら確かめないといけません。「選ぶ」という行為を何度もやりながら力をつけていくのです。そのために辞書を選ぶのもそうです。
自分で本屋に行ってよく見てそれで選んで決めるのです。もちろん失敗することもあります。ですが、失敗してもたかだか3000円程度の失敗です。
その失敗によって次の大きな失敗を減らすことができると思えば安いのです。これから「選ぶ」という機会はいろいろ出てきます。
大学選びもそうですし、就職でもそうです。パートナー選びもあるかもしれません。例えば、パートナー選びのときにも今まで以上に判断する力が必要です。
見た目だけで判断するのか?それとも中身を重視するのか?見た目と中身のバランスを取るのかそんなことも大事ですよね。
これをパートナーに置き換えるとわかります。男性だったら美人な奥さんを選ぶのか?女性だったらイケメンの男性を結婚するのか?
もちろん、それに越したことはないですが、それだけにとらわれてしまうと一生の生活を台無しにしてしまうかもれません。
付き合ってみて見た目はいいけれど、人間性はね。という風に判断するのが通常です。
中には見た目だけで結婚してしまって後で痛い目に合う人もいます。だからこそ選ぶという能力が必要なわけです。
そういった勉強の周りに付属でついてくるものかとても必要なのです。そういったたもので自分でも力をつけるように育てていくのです。
そうしないと大きくなっても自分で選べない、決められない大人になってしまいます。
勉強以外の力もつけよう
勉強の中身も大切ですが、勉強で培われる力もつけていきしょう。模試が戻ってきたら、親が全部分析したり、それに対して対策を打ったりしても力はつきません。
塾によっては先生がすべてするかもしれません。そのときはとても助かるかもしれません。
ですが、それが子どもが力をつけるチャンスを奪っているのかもしれません。同じするなら
子どもに分析させて意見を聴く
→そのあとに親が先生の意見を付け足す
という形にすればいいです。間違っても
親や先生が分析して意見をいう
→子どもに分析させて意見を聴く
という形にしないように気をけつた方がいいですね。