算数や数学でできている子が読解力をつける方法。直感やセンスではなく、得意な数学や算数の力で
こんにちは、泰嘉です!
今回は、「読解問題で成績をアップさせるたった一つの方法」について説明していきたいと思います。
国語で一番多い悩み
国語の一番多い悩みとして、
「国語ってそもそも何を勉強すればいいのか分からない」
「たくさん問題も問題集を解いてるけど全然成績が上がらない」
といった相談を親御さんからよく聞きます。
国語の勉強法やテキストは本当にいろいろありますが、その中でも、「【これ】をやっていないと全然成績が上がらない」というものがあります。
それを話していきたいと思います。
国語は直感やセンスで解く子が多い
国語のテストの点数が安定しない子や国語が苦手な子は、直感やセンスで解く子が本当に多いです。
問題を解くことはいいことなのですが、たくさん解いても、「なんとなくこれが答え」といった感じで解いている子が多いのです。
例えば、読解の選択問題が出てきたとして、ア〜エまでの中で、アが正解だとします。
Aくん
「答えは【A】!」
私
「正解! じゃあなんで【A】だと思ったの?」
Aくん
「えー、なんとなく笑」
こんな感じで自分がどうやって解いたのかを答えられないのです。
これだと、実際成績はなかなか上がりません。
なぜかというと、感覚やセンスにたよって解いていると、それはあくまで感覚なので、同じ問題や似たような問題が出た時に正解するとは限らないからです。
この感覚やセンスにたよる解き方を私はよく、「サイコロをふって問題を解いているのと同じ」と表現しています。
感覚やセンスに頼っていると、サイコロのように同じ目が出るとはかぎりません。
それだけ不安定な解き方、身につきにくい解き方をしてしまっているのです。
しかし、ほとんどの子がこういった「感覚やセンスにたよった解き方」をしているので、よく聞く話として、
「国語はセンス」
「国語はたくさん勉強しても意味がない」
などとまちがった考え方がひろがってしまっています。
これでは、せっかく何回も何回も読解問題を練習してもあまり意味がなくなってしまいます。
実は算数や数学ではみんなできている
算数や数学だとほとんどの子ができているのです。
例えば、「途中式を書く」がそうです。
計算などで途中式を書くことは、「どんなふうに自分が解いたか」を無意識のうちに整理しています。
「どんなふうに自分が解いたか」を整理しているので、問題の答えがまちがっていても、「あっ、ここの途中式がまちがっている!」と自然に気づくことができます。
しかし、国語に途中式はありません。
あるのは、基本的に「正解」か「不正解」かだけです。
だから、ついついセンスや感覚で解いてしまい、学習をする上で一番大切な「どのように解いたか」という解き方や過程をどうしてもおろそかにしてしまうんですね。
しかし、逆をいえば、算数や数学と同じように「どのように解いたか」をしっかりおさえていけば、着実に読解力がついていくので、ぜひ実践してもらえばと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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