国語が苦手な子が最初にやる勉強法。まずはこれからスタートしてくださいね。
こんにちは、泰嘉です!
今回は、「国語が苦手な子が最初にやる勉強法」についてお話していきたいと思います。
論理エンジンを使って長年指導していることもあり、うちの塾にきてくれる生徒の多くは、国語が苦手な子です。
また、これまで指導していた生徒さんは学年も学力も幅広いです。
学年でいうと、下は小学2年生から上は高校3年生、学力は偏差値70をこえる生徒もいれば、テストの点数が一桁だった生徒さんも指導しています。
だから、「国語が苦手」と一言でいってもさまざまなので、今回は対象を少ししぼって、「テストの点数が平均点以下の子が最初にやるべき勉強」についてお話していきたいと思います。
国語が苦手な子はまず「音読」が上手にできない
国語が苦手な子はまず「音読」が上手にできません。
教科書やテキストの本文をスラスラと読むことができないのです。
例えば、「教科書のここを読んでみてくれる?」と言って読んでもらっても、読めない漢字が多すぎたり、言葉の切り方がおかしかったり、よくつまってしまいます。
これは、とても大きな問題で早めに直す必要があります。
なぜかというと、「音読」ができていないとせっかく読解問題の解き方やテクニックを身につけても、それをうまくあつかうことができないからです。
「音読」をすれば精読できているかがわかる
「音読」をすれば、正しく文章の文字を目で確認できているか、精読できているかのチェックができます。
もちろん、「音読ができている」=「精読ができている」ではないのですが、「音読がうまくできない」=「精読ができない」は当てはまります。
音読は、その子が本当に文字を文字として、ひとつ一つしっかり認識できているか確認することができます。
読解問題なども、
「まずは文字を文字としてしっかり認識できているかどうか。」
「次に、正しく文を理解できているか。」
「最後に、設問にあった解き方ができるかどうか。」
のステップで解き方を指導の時チェックしていきます。
これは本当にあった体験ですが、かつて指導していた当時中1の生徒が、国語の本文の音読をしてもらっていた時、
「〜〜〜はできていた」
と読むべきところを、
「〜〜〜はできていない」
と読んでしまっていました。
本人は無意識で読んでしまっていたのかもしれませんが、読んだ文が真逆の意味になってしまっているので大問題です。
他にも、単語や助詞を読み飛ばしてしまったり、読みまちがえてしまったりする子も意外とたくさんいます。
「助詞なんでべつにいいじゃん」
と内心思うお子さんもいるかもしれませんが、読解で助詞はとても大切なので、そういった子にはこんな説明をしています。
ぼく
「『あなた【が】好きです! つきあってください!』って言われたらどう?」
生徒
「相手によるけどうれしい笑」
ぼく
「きびしいね笑 じゃあ、『あなた【も】好きです! つきあってください!』って言われたらどう?」
生徒さん
「えっ、ほかにも好きなひといるのー? サイテー笑」
この説明をすると、特に女の子だと話は盛り上がります笑
こんな風に「一文字」ちがうだけで印象がガラッと変わってしまうのが日本語なのです。
つまり、読む時もこういった一文字一文字に注意しながらちゃんと読む必要があります。
これはぼくが指導していての経験ですが、国語の定期テストで平均点以下の子は、本文や内容が頭に入っていない子が多いです。
なので、まずは本文や内容をしっかりと頭にいれることからはじめるとそれだけでもずいぶん点数が変わってきますので、ぜひ何回も「音読」をやりながら実践してもらえればと思います。
何か勉強の参考になると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まずは焦らず基礎からです。
まずは国語は長期的に考えて焦らずやっていきましょう。
「そんなこと言っても時間がないでしょう」
と思うかも知れません。ですが、焦って勉強をして、結果が出ないのであれば、一緒です。国語の勉強についてはセミナーをしていますのでよろしくお願いします。
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