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子どものやる気を引き出す効果的な質問。テクニックではないやる気にさせる考え方と具体的質問内容はこちら。

堀哲嘉

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先日の記事を見ていただきましたでしょうか?

子どものやる気を引き出す声のかけ方。やる気を引き出せる親はこんな風にやっています。

テクニックでは通用しない

言葉の声のかけ方一つで子どものやる気を引き出すこともできます。

逆に子どものやる気をなくすこともできます。そこで問題になるのが「声のかけ方」です。

ただ、これで注意していただきたいのは「テクニックではない」ということです。

テクニックというのは上辺だけで本当の意味では通用しません。例えば、「子どもを褒める」ということを学んだとします。

子どもをテクニックで褒めたとすると子どもはどう思うのかと言うと

「お母さん、また勉強させようと思ってやっている」

という風にその裏を考えてしまうのです。あるいは間違った褒め方をすると子どもを調子づかせるだけです。

だから、テクニックだけを学んで使ってもうまくいかないのです。そのことが本当に思えないとダメなのです。

テクニック本をよく読んでもうまくいかない

これ笑い話ではないですが、私が大学生の話で学生のときはビッグトゥモローという雑誌を読んでいました。

これはいろいろ情報が入っているのですが、その中であるのが

・女の子を上手にデートに誘う方法

何かが書いてありました。もちろん、一生懸命に勉強しましたよ。ですが本当にうまくいきません。

美味しい料理を下調べして行ったり、デートコースを下調べしたりして行ってもうまくいかないのです。

その本に書いてある通りにやればやるほどうまくいかないのです。当時は真面目にその本の通りやっていたのです。

やっぱりうまくいきません。今ならわかります。表面的なことというのは使ってもダメなのです。

その中には自分が本心からやっていないからですね。テクニックというのは一時的や無知な人には通用します。

が、本質を見る人には通用しません。長く一緒にいる人には通用しません。

そして、子どもは本質を見抜きます。さらに長い間付き合っていますのでばれます。

ではどうするのか?

それは本心からそう思えるようにすることです。私は最近紹介をもらえたりとか、仕事でもうまくいったりするようになりました。

それは本心からそう思っているからです。傾聴というと何かテクニックのように思いますよね。

これってテクニックではないのです。本当に興味があると自然と傾聴していくわけです。

人の話を一生懸命に聞くというのも子どものことに興味を持つからです。

これは実際にあった話です。以前「進撃の巨人」とアニメがありました。

2人の生徒のから「先生、絶対に見てみて」と言って強く勧められました。

結局は生徒からの宿題が出るんですよね。「『進撃の巨人』を全部見て」とか、「漫画も実際に読んで見て」とか。

そうすると子どもは自分が興味を持っていることに興味を持ってもらったので喜びます。

とより私に「進撃の巨人」を見て面白くなったので1巻から最新刊までインターネットカフェで見るようになったのです。

動画も全部見ます。そういう風にすると子どもは自分が興味のあることに対して興味を持ってこなかったことに対しては親近感を加えてくれます。

傾聴というのはテクニックではなくて本当に興味が湧くということです。

そこで注意をしたいときの質問です

塾の先生でもありますが、心の中で「だからダメなんだよ」という気持ちがあると質問が詰問になってしまいます。

例えば、答えを写すことってありますよね。「子どもが答えを写すのを知るとショックです」という話を聞きます。

いえいえ写す子は多いです。というのが本当です。だからといってショックを受ける必要ありません。

というのは、それは子どもの無知から来ているだけなのです。例えば私は独学でやっていました。

が、答えを赤ペンで写していた時期がありました。赤ペンで書き写すだけです。

まったく効果はありませんでした。それは自分が身を持って体験したからやらなくなりました。

実際には自分で解いて間違ったところが、「どう間違ったのか?」を納得して改善しない限り成績が上がらないからです。

質問の例

これは前回紹介した教育コミュニケーションを研究されている株式会社対話教育研究所代表の小山英樹先生からの引用です。

「やろうとしたけれど、できなかった」に対しての子どもに対しての質問

<NG例>

「本当にやりたいと思ってた?」
「ムリならもういいんじゃない?」
「なぜできなかったの?」
「なぜ難しいの?」

<改善すると・・・>
「今、どんな気持ち?」
「何がジャマしてできないんだろう?」
「何があればできた?」
「カギは何?」
「やりきる人には何がありそう?」
「やりきったら何が手に入るんだろう?」

など。言い方一つで詰問が質問に変わります。

ここでのポイントは「子どものできなかった原因を追究する姿勢」ではなく、「どうすればよくなるのか?」という姿勢です。

ぜひとも、やってみてくださいね。

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