成績が上がらない理由。なぜ80点以上を目指して努力しているのに60点しか取れないのか?
80点を目指して勉強しているのに60点しか点数が取れない子の特徴というのは決まっています。それについて以前書いた内容を加筆・修正しています。
60点しか取れない子の特徴
私は何年も指導していると
「あ、この子は60点」
「この子は70点くらいかな・・」
「うーん。この子はもう少し頑張れば90点はいけるな」
ということがわかります。指導してい予想して「定期テスト」を受けさせるとだいたい当たります。
もちろんはずれるときもありますが、それでも当たるのです。それで
「どうして思った点数がとれないのか?」
というと・・・「1つは詰めが甘い」という理由があげらます。何年も指導していると
「この子は3回は問題を解かないとダメ」
「この子は2回でもいけるかな・・」
と予想します。ですが、子どもが思っている予想は「はるかにやる量が少ない」のです。
全国大会に出たい場合の練習量は?
例えば、わかりやすい例でいうと「全国大会が出たい」と思っているサッカー部員がいます。それで、そのサッカー部員が
「全国大会に出るために毎日30分は練習をする」
と言ったらどうでしょう?友達同士なら、
「おまえはバカか。そんな時間で全国大会に出れるわけないだろう」
と突っ込みますよね。全国大会に出る場合は、ある程度の練習量は必要です。当然、土日も練習をしますし、朝練もすると思います。
また、学校にもよりますが、万が一に備えて、雨の日も練習して、試合当日ぬかるみで試合で対応できるように練習する学校もあります。
ですが、勉強だと・・「30分の練習で全国大会に行こうなんてやってしまう」のです。
勉強で学年1位を取る場合は?
例えば、「学年で1位を取る。1日2時間の勉強」というのです。もちろん、その子の理解力が普通よりあって記憶する力が優れていれば可能かも知れませんが、普通は無理ですよね。
当然、勉強量も他の子よりも多く、平日1日6時間の勉強を何年も続けています。ですが、勉強しているのに成績が上がらない子の特徴は次の問題です。
結果の出ない一番の問題は、「100点取るまで詰めていない」のです。そこまでやらない・・のです。
「問題を解く」→「間違い直しをする」→「再チャレンジ」
とトコトンやる子が少ないのです。私が指導していて成績が上がるのは
「このトコトンやる」
だけです。トコトンやって「詰め」ているだけなのです。
徹底的に詰めていますか?
基本的に結果が出ないほとんどの場合は、事実を正確を把握しないで、自分の憶測だけでやる量を決めています。
ですが、実際は自分が考えている以上の量をこなさないといけないのです。ぜひともできるまで詰めてください。
そのときに必要なのが、「塗り絵シート」です。やっところを塗り絵のようにやっていくと本人もやったところがわかって結果につながります。
私のところでは、問題集のページ別一覧表を作って1回目 赤色 2回目 黄色 3回目 青色 と塗ってどこまでやっているのかわかるようにしています。