「字をキレイに書きなさい」と言ってはいけない理由。それにはこんなわけがあったのです。
こんにちは、やすです!
今日は「字をキレイに書きなさい」と言ってはいけない理由について書いていきたいと思います。
「字が汚くてすみません」
添削指導やネット授業で国語を教えていると、お母さんから、
「うちの子字が汚くてすみません。」
と謝られることがあります。また、
「次からキレイに書かせますので。」
と言われることもあります。そんな場合、私はこう言います。
「キレイに書かなくて大丈夫ですよ。そのままで良いので字に関して何も言わないでください。」
逆効果
なぜ、キレイに書かせるのを止めるのか?理由は簡単で、成績アップに逆効果だからです。
「えっ、でも模試とかでも字が読めなくて点数落としているんですよ!」
今までそう聞かれたこともあります。それでも今は言わなくて大丈夫です。
言うとどうなるか予測してみる
では、実際に国語ができない、苦手意識がある子に「キレイに書きなさい。」と伝えたとします。
お子さんはどんな反応、どんな気持ち、どんな思考になるでしょうか?
「出た、また言われた。」
「うるさいなあ。」
「めんどくさ。」
「知ってるから。別に自分が読めるからいい。」
このあたりが考えそうなこと、思いそうなことだと思いませんか?少なくとも、
「そうか!じゃあ字をもっとキレイに書こう!!!」
とはならないですよね笑
目的と現状から考える
では、国語を勉強する目的は何でしょうか?
「国語の成績が上がって志望校に合格するため。」
「国語の定期テストで点数をとって自信が持てるようにするため。」
「将来国語で困らないように自分の考えや想いをしっかり話せるようになってもらうため。」
など色々あると思います。
では、次に今の現状を考えてみましょう。
国語が苦手な子、できない子が考えそうなことです。
「国語勉強するの嫌だなあ。」
「でもやらないといけないのは分かっている。」
もし国語に対して前向きであったり、自信があったりすれば話は別ですが、この状態の子に字についていうとどうでしょうか?
おそらく国語に対してもっと嫌な感情が出てくると思うのです。
嫌いなピーマンを食べさせるためには嫌いな食べ物、例えばピーマンを克服させる時もそうです。
ピーマンが嫌い、あるいは苦手な子に、
「ピーマンの食べ方が汚い。」
「ピーマンもっとよく噛んで食べなさい。」
「ピーマンもっと早く食べなさい。」
と言うとますますピーマン嫌いが加速します笑
では、どうすればいいか?
まずはピーマンの苦手意識を減らすことからスタートします。
例えば、ピーマンの味が分からないように他の食材と混ぜます。
細かくみじん切りにして大好きなハンバーグの中に入れるとかですね。
あとは、美味しそうに食べているのを見せるとか。普段と食べ方変えてみるとか。
いろいろとやり方はお母さんの方が知っているかもしれませんが、やっていることは「苦手意識を減らす」です。
なので、国語も同じようにまずは「少しでも苦手意識を減らすこと」、また「これ以上苦手意識を強めないこと」が重要になってきます。
何かの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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